1. 生徒と講師が互いに学ぶ

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2020.06.04

生徒と講師が互いに学ぶ

生徒と講師が互いに学ぶ

本日は、埼玉の浦和教室の先生から、とても素敵なエピソードを

いただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

「コロナウィルスで大変な中、今日もお疲れ様です。

水分補給も大切と聞いたので、良かったらお仕事の合間に召し上がってください。

帰ったらゆっくりと休んでください。」

 

このお手紙は、浦和教室が臨時休校になる直前、

あるお母さまが帰り際に、

「先生、これどうぞ。」と言われ、

いただいた飲み物に添えられていたお手紙です。

お手紙は、とてもきれいな字でていねいに書かれ、

かわいいクマの絵も描いてありました。

このお母さまは、小さな子どもさんが2人いらっしゃいます。

今の状況に不安でいっぱいでしょうに、

おそらくお子様たちが寝た後、自分の短い時間を使って、

書いてくださったのだと思いました。

飲み物とお手紙と、そして今では店頭で目にすることのなくなった貴重なマスクも

一緒に添えられ、ていねいにビニール袋に包まれていました。

私は、このお母さまの優しさにとても癒され、

そしてこの大変なときに他人を思いやる心にとても感動し、

その素晴らしい人への思いやりに多くのことを学ばせていただきました。

普段私たち講師は、赤ちゃんから小学生までのさまざまな生徒さんたちや

保護者様と接していると、こちらが単に教えさせていただくだけではなく、

反対に学ばせていただくことがたくさんあります。

例えば、先日、小学1年生のMちゃんが、

「先生、いちごって春の食べ物だよね?」

と確認するように聞いてきました。

私は、「そうね、春だね。でも、今は冬のほうがよく目にする気がするね。」

と答えてみました。

すると、Mちゃんは納得したように、

「うん!私ね、味も冬の方がおいしいと思うの。」

「先生、これから、もしかしたら、いちごは冬のくだものになるかもしれないね。」

と笑いながら言ったのです。

まさに目からウロコ!私は、自分にはないMちゃんの

「固定概念(いちごは春のたべもの)を崩せる柔軟性」

にとても感動し、「何事も決めつけてはいけない」

ということを改めて学ばせていただいたのでした。

人間は、生涯発達すると言われています。

でも、順調に発達していくには、他人を助けたり、助けられたり、

許したり、許されたり、教えたり、教えられたりという

「お互い様(相互)の関わり」を欠かすことができないそうです。

〇〇だから片っぽだけの関わりでよいということはないのです。

そして、その関わりの中で感謝したり感動したりという感性を

どんなときでも忘れないでいたいものです。

私は、せっかくいただいた飲み物でしたが、

どうしても飲むことができず、お手紙とマスクと一緒に

目のつくところにしばらく置かせていただくことにしました。

 

いかがでしょうか。

新型コロナウイルスは、日本のみならず世界中に広がり、

その脅威は人の心にも、良くも悪くも影響をあたえました。

どうしても自分だけはと、なりがちなときにこそ、

人としての本質があらわれるのかもしれません。

冒頭のお母さまの周りの人へ配慮できる心、本当に素敵なお話です。

ありがとうございます。

 

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