2020.05.24
歯をきちんと磨くために
今日は歯の大切さについて、お話させていただきたいと思います。
乳歯は3歳頃までに生えそろいますが、その後の2~3年が、
もっとも虫歯になりやすい時期といわれています。
歯についての知識を学び、是非とも虫歯予防を心がけて頂きたいと思います。
乳歯は永久歯が生える場所を確保するという役割があります。
そのため、乳歯がひどい虫歯にかかり、早い時期に乳歯を失うと、
歯並びが乱れてしまったり、永久歯が生える場所がなくなってしまう可能性があります。
そのためにも幼少期から虫歯にならない環境を作ることが大切です。
では、どうしたら虫歯にならないのでしょうか?
口の中で、食べ物のかすと細菌が歯垢を作り出します。
その歯垢の中にいる細菌が酸を作り出し、この酸が歯を溶かしてしまいます。
これが虫歯なのです。
虫歯にならないためにもご家庭できちんと行わなくてはいけないのは、「歯磨き」です。
歯磨きと言っても「正しい歯の磨き方」が大切です。
まずは歯の磨き方の基本を学び、大切なお子様を虫歯から守りましょう。
歯ブラシ選びのポイントは「歯ブラシ毛の横幅」で、
目安はお子様の指2本分くらいです。
持ち方は、ペンを持つように持ちます。
磨き方は前歯は「い」の形に口を開き、歯に直角に歯ブラシを当てて
小さな円を描くように磨きます。
歯の側面は歯と平行にブラシを当てて手首を軽く回転させ、
上下に動かします。
奥歯は歯に直角にブラシを当てて、1cm程度の振動で磨きます。
毛先が軽く歯の歯垢を書き出すくらいの力加減が大切です。
しかし、保護者様がご理解いただいていても、
お子様が嫌がるようでは困ってしまいます。
何よりも歯磨きの習慣を身につけることが大切です。
お子様自身が歯磨きを楽しい生活習慣として取り入れ、
嫌がる場合は無理強いをしないようにしましょう。
そのためには、保護者様が楽しく歯を磨く姿を見せることです。
「歯磨きをすると、口の中がきれいになって気持ちいいよ」
などと話しながら磨きましょう。
その姿を見ることでお子様も磨いてみようという気持ちになるものです。
少しでも磨くことができたら、必ずその場で褒めましょう。
「上手に磨けたから、バイキンガお口の中からいなくなったね。すごい」
などと伝えてあげましょう。
また、なぜ歯磨きが大切なのかを保護者様の言葉を通して教えてあげましょう。
「虫歯になると歯が黒くなり、とても痛いんだよ。そうならないためにも
歯はきちんと磨こうね」などと教えてあげましょう。
お子様が3歳位になったころころから、自分で磨く練習を始めましょう。
家族みんなで歯を大切にしていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。