2020.01.24
【子どもは真似する天才】
子どもは、真似をするのが、好きでとても得意です。
例えば、“子どもの発した一言が、お母様の口癖にそっくりで驚いた!!”
という経験はないでしょうか。
《子どもは親の背中を見て育つ》と言われる通り、
意外なほど子どもは親の発する言葉をよく聞き、行動をよく見ています。
子どもにとっては、目にするもの、耳にするもの全てが、
良い事であれ悪いことであれ入力材料になります。
つまり、質の良い入力が質の良い出力の基となるのです。
“真似”は、ご家庭だけでなく、幼稚園や保育園などの集団生活が
始まると表れることも多いです。
その中で、悪い言葉であればあるほど覚えが早く、かつ口にしたがる事がありますが、
ご家庭外で覚える、いわゆる『言ってはいけない言葉』は、
子どもの頭の中で仮語彙から語彙化されている状態なので、
一時的なものであり、さほど心配いりません。
“真似”は、言葉だけでなく、行動を含む全ての出力の基本がそうなのです。
その為、意識して良い手本を示すことが大切です。
例えば
・『こんにちは』や『ありがとう』など、相手の顔を見て笑顔でしっかり挨拶する。
・靴を脱いだらキレイに揃える
・使った物は元の場所へ片付ける
などの挨拶やマナーを、日常生活で親がしっかりと手本になり見せてあげましょう。
親がやっていけないことを、子どもに『やりなさい』と強制することは、
子どもの反抗心を育てます。
子どもが日々、ご家庭内で何気なく目や耳にすることが、
潜在意識に落とし込まれ深く記憶されていきます。
お声がけ一つにしても、肯定的なものに心がけ、『できた』『できなかった』ではなく、
子どもがチャレンジしたこと自体を褒めてあげましょう。
良い出力を促すと同時に、子どものチャレンジする心を育てます。
子どもの《真似をするのが天才的な能力》を上手く引き出すには、
親が手本になることが1番なのです。
上手に“真似”されて、子どもの能力を引き出しましょう!