2020.01.23
自動下書き
素読という言葉を聞いたことはありますか。
素読とは、もともと江戸時代の学習法の一つでした。
江戸時代の子ども達は寺小屋で読み書きを習ったといわれています。
数え年四歳の頃から、四書(儒教の代表的な書物『大学』『中庸』『論語』『孟子』を
先生の後についてひたすら大きな声で繰り返し読むのです。
文章の意味がわからずとも何度も読み、その文章が暗唱できるまで繰り返し行ったそうです。
この素読を幼児期に行うことが、幼児の脳の発達に効果的だといわれています。
まず、日常の会話とは違う言葉を何度も読むことで、言葉の響きやリズムを感じることができ、
自然と古典に慣れ親しむことができるとういう点があげられます。
そしてそれはそのお子さんの教養となり、成長して、実際にその文学作品に触れた時、
大きな好奇心を生み、よりその作品について知りたいと思うきっかけともなります。
また、素読の読み方は音読です。
音読して自分のだした声を耳で聞くことで、読むことが出来ない言葉や文字がわかります。
そうすると、読み飛ばしを防ぐことができるので、しっかりと文章を読むことができるようになります。
そして音読をすることで、脳の中のさまざまな部分の活動を促し、
音読を何度も繰り返すことによって記憶力のいい頭に育つといわれています。
では、素読をする場合、どのような文章を読めばいいのでしょうか。
文章を選択するにあたって、文章の「難しい」や「易しい」といった、大人の判断は必要ありません。
なぜなら、素読には意味や解釈は必要としないからです。
言葉の持つリズムや響きやその文章にこめられた精神といったものを、
身体に染みこませることを目的としているためです。
江戸時代の子ども達が学んだ、四書五経や古典など挑戦してみてはいかがでしょうか。
素読を継続することによって、優れた言語感覚も磨くことができます。
この言語感覚は、将来に向けて、読解力や表現力につながっていくことでしょう。
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