2019.02.08
学習能力の成功の鍵
お子様の睡眠時間はどれくらいの時間を取られていますか?
最近では夜遅くにデパートやコンビニで小さいお子さまを見ることが多々あります。
9時や10時という時間にも限らず元気いっぱいのお子様を目にすると、私の頭の中では「この子は朝何時に起きるのかな?」と心配になってしまいます。
なぜならば、お子様にとって睡眠は重要だからです。
それも、8時間前後は必ず睡眠をとっていただくことがお子様にとって重要だからなのです。
睡眠はただ寝るだけと考えがちですがそうではないのです。
睡眠は私たちの体と脳を休息させ、眠っている間に落ち着いて考えることに必要な神経伝達物質のGABA(ギャバ)が作られているのです。
ビタミンB1などの栄養が不足し、かつ十分に睡眠をとらないでいるとGABAが作られず、学習能力も低下します。
修行僧は朝起きると、まず、お経を読み、それからゴマや山菜、高野豆腐、ごはんなど精進料理と言われる食事を摂取します。
また、お経を読むことで交感神経が刺激されて、栄養素の吸収がとてもよくなります。
また、ビタミンとミネラルが豊富で、カロリーが最小限の食事によって摂りいれたものを無駄なく燃やして使うことができるようになるのです。
ですので、お子様には必ず朝食は摂っていただきたいと思います。
特にお米は脳の燃料になるブドウ糖の燃料として欠かすことができません。
頑張るという意味での「気力」の「気」は昔は「氣」と書いていたそうです。
なぜかというと、お米を食べなければ、「氣力」も湧いてこないと言っていたそうです。
だからといって食べ過ぎることには問題があります。
マウスの実験で脂肪とタンパク質の割合の高い食事を摂らせると、学習能力が低下するということが実験で確認することができたそうです。
私たち日本人の身体に大切な食事は以前からお伝えしていますが、「ま・ご・わ・や・さ・し・い」が基本です。
朝ごはんの献立にお役立ていただきたいものは、
「玄米・納豆・焼き鮭・じゃこ・ほうれんそうのごまあえ・豆腐とわかめのお味噌汁」
このような朝食をご家族全員で召し上がっていただきたいと思います。
試験の当日に「勝つ」と言って「とんかつ」を召し上がる方もいらっしゃると思います。
このお食事はタンパク質と脂肪を摂り入れすぎて、かえって脳に悪い食事となってしまいます。
タンパク質は、先にもご紹介した、豆腐や鮭、秋刀魚、鰯などの青魚から摂取することが望ましいと思います。
朝起きたら数分程度の運動をお子様とすることをおすすめします。
私の子どもは朝ごはんを食べたがらず、毎朝悩んでいましたが、数分早く起こし自宅の前を散歩することで、朝食をきちんと食べられるようになりました。
食欲の細い子どもに食べさせることは時間もかかるので本当に大変でした。
しかし今では二人の朝の散歩の時間が良い思い出となっています。
お子様の生活リズムを変えるにはやはり保護者様自身が変わらないといけません。
また、なによりお子様の学習能力は「睡眠」と「栄養」で決まるのです。
バランスのとれた日本四季折々の食事。
そして毎日8時間前後は睡眠をとることがお子様の能力を伸ばす成功の鍵とも言えるでしょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。