2019.01.29
子どもをほめて育てるとは?
子どもをほめて育てたいと思ってはいても、親はついつい子どもに厳しい目を向けてしまいます。
それが子どもに対する愛情や期待だとしても、親子共々気持ちのよいものではありませんよね。
『ダメ』『いけません』『早くしなさい』など いつも親が命令語、否定語、禁止語で接していると、子どもの心は閉ざされてしまいます。
何も自由にできない環境の中では、好奇心や感動する心は育ちません。
子どもの心に感動がなく、不安だらけでは、関心が外に向かわないからです。
子どもを生き生きさせるのは、『ほめの一手』が重要です。
子どもの成長を願うあまり、ついつい他の子と比べてしまうことがあります。
わが子が他の子より遅れていると感じると、親は焦ったり悩んだりするものですが、『比べない』『遅れを気にしない』ことが基本です。
なぜなら、子どもは一人一人、未開発の素晴らしい能力を持っているからです。
その能力によい働きかけをしていけば、何も心配する必要はありません。
子どもとは、親自身の姿を映す鏡です。
子どもの今の姿は、親が育てた姿です。
叱る事を一切やめて、一週間、徹底的にほめて育ててみてください。
『おはよう』が上手に言えた、着替えが上手にできたなど、1日50以上のほめ言葉を子どもに浴びせると、子どもの態度が、たちまち変わってきます。
欠点は欠点として受け入れ、良い点だけをほめると、いつの間にか長所が多くなり、欠点は次第になくなっていきます。
ほめられることこそ、人間が求めているものであり、人はそれを手にするためには、努力を惜しみません。
まず、幸せな家庭にするための5原則をお教えいたします。
①口やかましく、小言を言わない
②いつも笑顔で接する
③ほめる
④家の中に「敬」がある
⑤思いやりがある
皆さんのご家庭ではいかがですか?
せひ、今日から実行してみましょう。
次に、お母様のお子さんへの接し方を見直してみましょう。
【お母さんのチェック項目】
①子どもに丁寧に頼んでいるか
②子どものすることに、感動しているか
③子どもに感謝しているか
④子どもを一人の人間として、尊敬して接しているか
⑤学校の評価より、家庭の評価を大切にしているか
⑥子どもに仕事を与えているか
いくつチェックが入りましたか?
このように、親が「ほめて、認めて、喜んで、驚いて」いれば、子どもはますますやる気を出していきます。
子どものやる気スイッチは親のかかわり方次第なのです。