2019.01.11
しつけのポイントパート3
しつけのポイント4歳・5歳についてお伝えします。
3歳児は疑問に思うことをすぐに質問する時期とお話ししました。
「4歳児」
「イヤイヤ期」ともいうほど、反抗的な年齢に入る時期でもあります。
幼児が皆、いちばん反抗の烈しくなる時期です。
何でもすぐに「イヤ」といいます。
これは、自我が育ってきた証拠。
何でも自分の考え、興味、気持ちに従って動きたいからです。
また、この時期は怒ったり、すぐに泣きだす時期でもあります。
今まで、周囲の大人たちから甘やかされて育ってきたのに突然、
「お兄さんなんだから」と言われてしまうので、
お子様の心が不安定になってしまうのもこの時期よくあることです。
ここでの大切なポイントは、悪くなったから反抗するのではなく、
成長したから反抗するという現実を保護者様が受け入れることが何より大切です。
この反抗的なエネルギーを満足させ、正しい方向に伸ばしてあげることが重要です。
4歳児になると、平衡感覚の発達する時期にもなります。
走る・よじ登る・跳ぶ・投げるなど元気いっぱい運動をさせてあげましょう。
また、4歳児は砂遊びや、どろんこ遊びもさせてあげましょう。
好奇心旺盛なこの年齢は全てのものに興味関心を示します。
蟻の巣穴や、蜘蛛の巣など、なんでも興味を示すものです。
多くのことを積極的にさせてあげるとよい時期です。
「5歳児」
4歳児と比べると、大人らしくなり、
落ち着きを見せ始めるのがこの時期です。
5歳児は自我意識を持った一人の人間へと成長する時期でもあります。
この時期のお子様の自己主張には耳を傾けてあげることが大切です。
耳を傾けることで、自信を持ったお子様に成長していくのです。
何より保護者様の役割としてお子様の話に耳を傾け、
同調しお子様の気持ちを引き出すことが大切です。
5歳児になったら、きちんとした生活習慣を身に着けさせることも行いましょう。
朝起きたら、洋服に着替えパジャマをたたむ、
洗顔や歯磨き、部屋の片づけなどしっかりさせていきましょう。
この時期のお手伝いは食卓の準備やおやつ作りなど
簡単な仕事を手伝ってもらいましょう。
手伝いができたなら、家族全員に伝え、
皆でほめて認めてあげることが何より大切です。
お子様の良いところを伸ばし、
明るく穏やかなお子様に育てていきましょう。
5歳児は何よりも自意識が完成される時期でもあります。
お子様の気持ちを尊重することで自信を育てることと、
小学1年生に進級するということを考え、
生活習慣をきちんと身に着けさせることを始めていただけたらと思います。
以前にもお伝えしましたが、お子様は経験していないことはできません。
大きくなったからできるということではなく、
お子様は保護者様や周囲の大人たちを手本とし学ぶものです。
常に大人は良い手本となっていただけたらと思います。