1. 上手に叱っていますか?

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2018.12.20

上手に叱っていますか?

上手に叱っていますか?

お子様を叱っていますか?

それとも怒っていますか?

「 叱る 」「 怒る 」 一見、似た行為ですが、実は全く異なります。

「 怒る 」とは、自分が腹をたてたことを相手にぶつけることです。

一方「 叱る 」とは相手のことを思って行いを正すことです。

叱る際に、怖い顔をすることがありますが、それは、ことの重要性を、きちんと伝えるための表現といえます。

怒ることは、「良く生きたい」という子どもの意欲を抑圧しますが、叱ることは、その意欲を伸ばすことができます。

日常において、自分がどちらをしているのか、チェックする方法があります。

それは、お子様に「ありがとう」「さすがね」「すごい」といったポジティブな言葉と「だめ」「~しなさい」といったネガティブな言葉の、どちらをかけることが多いかを振り返ることが大切です。

ポジティブな言葉が多ければ、お子様の気になる行為に対しても、怒るではなく、叱っていることでしょう。

なぜなら、叱るとはお子様をより良くしてあげたいという、ポジティブな思いのひとつでもあるからです。

一方「どんなに注意しても聞かない」「何度同じことを言っても変わらない」といった不満があり、それをよく言葉にしている場合、気になる行動に対して、怒ってしまいがちです。

叱る時の伝え方をお伝えします。

いけない部分を言って叱ると、お子様はそのことが頭に焼き付き、逆にそのことをしてしまいます。

直すべきところを直し、良い行動や習慣を伸ばすために次のことに気をつけましょう。

お子様を叱る目的は、良い行動や習慣を身につけさせるため、おうちの方が良い行動やポジティブな思考を身につけていれば、お子様に伝えやすくなります。

また、伝え方にもポイントがあります。

「してはいけない」ことではなく「してほしいこと」を理由もつけて伝えましょう。

お子様が電車の中で騒いでしまったときの伝え方です。

「電車の中では騒いではダメ」というのではなく、「他の人も乗っているから、小さな声で話そうね」などと具体的に伝えることが大切です。

また、小さな声でゆっくりと話すことを心がけましょう。

お子様にしてほしいことや身につけてほしい行動を伝えるのに大きな声を出す必要はありません。

感情的になるほど、逆効果です。

お子様を叱るということは、お子様を「強く」成長させるためには欠かせません。

同時に「愛されている」という実感をお子様が失わないように、誰かが叱ったら、別の人がフォローすることも忘れずに行いましょう。

お子様を育てるのに大切なことは、お子様に自信を持たせ、人間的により良く成長したという意欲を引出し、育てることをしていただけたらと思います。