2018.12.19
子育ては楽しむこと!!
以前にもお伝えしましたが、お子様は常に保護者様から
「愛されたい・ほめられたい・認められたい」という願いを持っています。
子育ての秘訣は「認めて・ほめて・愛して育てる」
ことが大切だということを常に心にとめておきましょう。
子育てには「三種の神器」というのがあります。
これさえ知っていれば子育てに失敗することはないという教えです。
愛
愛が最初になります。
これは、親の愛が、きちんとお子様に伝わっていれば子育てはとてもスムーズになり、
しつけ面の失敗もありません。
「子どもは親に抱かれるために生まれてくる」という言葉があります。
生まれたばかりの赤ちゃんを裸のままで抱かせてもらいましょう。
そのことにより、生まれたばかりの赤ちゃんはお母様との間に
最高の母子関係が育まれます。
抱きしめることで、オキシトシンとプロラクチンという物質が分泌され、
赤ちゃんが可愛くてたまらないという本能が目覚めます。
そうすることで、母子の絆が育ち、その後のしつけがうまくいくのです。
基本的な愛が伝わっていると、お子様は泣かずに、
穏やかに育つのでその後のしつけがスムーズに進みます。
また、しつけがうまくいかず悩む時もあると思います。
そんなときはお子様にこのようにお声掛けをしてください。
「お母さんは〇〇ちゃんのことが大好きよ。
お母さんのところに生まれてきてくれてありがとう」
と言ってみましょう。
すると自然とお子様の不安定な気もちが治まり、
情緒豊かに育つので、楽になります。
厳しさ
つぎは厳しさです。
お子様を愛して育てることは基本ですが、溺愛はいけないのです。
溺愛というのは、お子様のいうことを何でも聞いてあげること。
一見お子様のことをとても愛しているようにも見えますが、実はそうではないのです。
しつけには厳しさが必要です。
いけないことはいけないと、保護者様がお子様に言えるようにしなければいけません。
何でも許してしまうと、お子様は自分の気持ちをコントロールできなくなり、
わがままに育ってしまうのです。
しつけの一番の失敗はお子様をわがままに育ててしまうことです。
お子様が世の中に羽ばたいていくときに
上手く人間関係を結べなくなってしまいます。
そうすると、お子様の大事な一生を壊してしまうことにもなりかねません。
いけないことはいけないときちんとお子様に理解してもらうためにも、
ご家庭のルールを決めておくことをおすすめします。
ちなみに七田眞校長先生のルールをご紹介します。
1、人を傷つけてはいけない
2、人に迷惑をかけてはいけない
3、自分のすることは、しっかり自分で責任を持つこと
この3つのルールを決めておくことで保護者様は迷いが無くなります。
また、お子様はルールを守ることの大切さも学ぶことができるので、
ぜひご家庭で我が家のルールを決めて頂けたらと思います。
では、お子様がルールに反してしまった場合の叱り方のコツをお伝えします。
「叱る時間は長くて1分。行為を叱り、人格は否定しない」これがポイントです。
信頼
最後は信頼です。
保護者様に愛され、いけないことはいけないと、自分で判断できる子どもに育て、
あとは保護者様がお子様を信頼し育てていけば、間違った方向には育ちません。
お子様を信頼して育てる事を七田では「子どもの見方6つのポイント」
としてお伝えしています。
「子どもの見方6つのポイント」
1、短所をみない。
良い所を認めてほめて育てる短所と長所はコインの表と裏と同じです。
ほめて育てることで、短所は自然に消えていきます。
2、今の姿を出来上がった姿と見ない。過程と見る。
愛情を伝え育てると、お子様は今後いくらでも良く変わります。
3、完全主義で育てない。
初めから完全なお子様はいません。
基準を0にし、一つできたらたくさんほめてあげましょう。
4、比較しない。
他のお子様と比較をして育てると我が子を常にマイナスに見てしまいます。
お子様は一人ひとり個性が違うことを知りましょう。
そして、得意なものをみつけどんどん伸ばしていきましょう。
5、学力中心で育てない。
学力は大切です。
しかし、人を思いやる心や人を助けることも同じように大切だということを
伝えていきましょう。
6、そのまま100点とみることを学ぶ。
「今のままのあなたが大好きよ」と言って愛情を伝えて育てると、すくすく育ちます。
以上6つのポイントを守って育てることが、お子様を信頼して育てるということです。
子育て3種の神器をぜひ参考にして頂けたらと思います。