2018.11.28
毎日の時間の使い方
七田式では毎日わずかな時間を使い、
お子さまと取り組みを行っていただきたいとお伝えしています。
なぜならば、お子様の能力開発には毎日の継続が大切だからです。
しかし、お子様が幼稚園に通い始めるころになると、
今まではできていたことが同じように出来なくなってしまうのです。
幼稚園から帰ってくると、お子様も疲れてしまうのでおやつを食べたり、
大好きなおもちゃなどで遊んだりしてしまうのです。
もしくは、帰宅しすぐにお昼寝をしてしまうお子様もいらっしゃいます。
また、お子様が一息つきパワーを回復する頃には、
お母様は夕ご飯の支度を始めなくてはならない・・・
そうするとなかなか日々の取り組みが出来なくなってしまうので、
悩んでしまうと思います。
「元気ですくすく育ってくれて嬉しい。でも、取り組みもやってほしい」
と考えるのはどの保護者様も共通であると思います。
しかし、お子様も幼稚園に行き、一人で頑張っているので、
お子様の「遊びたい」という気持ちも大切にして頂きたいものです。
わたしは子育て中、朝の時間を活用していました。
「朝は時間がない」「朝はバタバタして忙しい」など思われるかもしれませんが、
朝の方が、お子様の集中力も高く、少しの時間でも
思った時間以上の取り組みができるものです。
そして、それを習慣化してしまえば、同じ時間で、
よりたくさんのことができるようになるのです。
しかし、その時によってお子様のペースが違う時もあります。
「昨日できていたことが、今朝はできない」という日もあります。
そんな時でも、きちんと、できるところまで必ず取り組みましょう。
やり残したところは、「幼稚園から帰ってからしましょうね」
「お夕飯の前にしましょうね」などと、約束をしましょう。
朝、約束しておくことで、お子様もお母様も「その時間は取り組みの時間」
と意識でき集中して取り組むことができます。
それに、「約束を守る」という躾にもなります。
これはまさに、一石二鳥!!
お子様との時間を大切にしていきながら、人間として一番大切な「他者との約束を守る」
といった素晴らしい結果に繋がっていくのです。
お子様と過ごせる時間はほんの一瞬です。
神様から頂いた幸せな時間を大切に過ごしていただきたいと思います。
☆ 覚えておきたい豆知識 ☆
食べ物を変えると、脳の働きも変わります。
わたしたちの心と体は、食べたものによって作られています。
お子様の頭の働きを良くするためには、日々の食生活が大切です。
ではどのような食生活が良いのでしょうか?
栄養素の中で、脳のエネルギーとして使われるのはブドウ糖のみです。
ブドウ糖を供給するためには、一番良いのは玄米などの炭水化物です。
炭水化物は体内の消化酵素によって細かく分解されて、最終的にブドウ糖になるため、
安定してブドウ糖を供給することができます。
砂糖のように、すぐにブドウ糖として供給されるものは、
摂った直後は急激に脳に流れ込みますが、すぐに消耗されるため、
脳の働きが安定せず、疲れやすい状態を招きます。
脳細胞には「レシチン」というリン脂質が多く含まれています。
レシチンは細胞に必要な栄養分の吸収と老廃物の排出を行っているため、
レシチンの十分な供給は脳の働きを高めてくれます。
レシチンは脳の神経細胞の情報伝達をスムーズにする「アセチルコリン」を作るため、
「記憶力」「思考力」を高め、能力向上の手助けをします。
レシチンは「大豆・納豆・豆腐・枝豆・味噌」などの
大豆食品に多く含まれています。
賢い脳づくりには、ぜひレシチンを多く含んだ食品を
摂取するように心がけてくださいね。