2018.11.27
心の教育とは
皆さんの子育ては「知的教育」「心の教育」どちらが中心となっていますか?
今回は教育の本来の意味について考えていきたいと思います。
私たち親が子どもに与えてあげることのできる最大のプレゼントは「教育」です。
教育には2種類あります。
知識や技術を育てる知的教育と、人間の成長に主眼を置く心の教育の2つがあります。
親はつい目の前の成果がよくわかる知的教育に心がいってしまい、人間としての大切な心の教育を忘れがちになってしまっています。
しかし、「教育」という言葉が本来意味する、「その個々人の持つ可能性を引き出す」ためには、知育に偏った教育ではだめなのです。
子どもの心を明るく健やかに育て、曇りのない心根を持つすぐれた犠牲が正しく表現され、光り輝き始めます。
つまり心の教育が大切なのです。
では、心を育てるとはどのようなことが大切なのでしょうか?
① わがままな気持ちを抑える意志力を育てる
② 人のことを思いやる心を育てる
この2つです。これらの心が育っていない、人間ばかりの社会を想像してください。
誰もが自分勝手な考えで行動し、相手の気持ちを一切顧みない悲しい社会になってしまうのではないでしょうか。
また、溺愛は人間性をゆがめるものです。
幼児期に溺愛された子どもは、必ずと言ってよいほど、わがままに育つと言われています。
欲望を抑えることができず、自分の意志だけで行動することに慣れてしまうからです。
大切なことは子育てのバランス感覚を養うことです。
知的教育の中心の子育てが良くないからといって、知能を育てることが悪いことだとは考えないでください。
問題は知的教育に偏ることです。
知的教育と心の教育、両方育っていることが、一番望ましい状態です。
子育ては何よりバランスが大切です。
子育てに熱中するあまり、ご両親は時にバランス感覚を失ってしまうことがあります。
時には立ち止まり、自分の子育ての重心がどちらかに偏りすぎていないか、見つめなおす時間を持っていただきたいと思います。
☆ 覚えておきたい豆知識 ☆