2018.11.24
書く力を育てましょう!!
七田式では、人間が本来持っている高い能力を引き出すために、
右脳に働きかける右脳教育を行っています。
だからといって、右脳教育だけをしていれば良いという事ではありません。
素晴らしい発想力を持っていても、
他の人に自分の発想を伝えられなければ、意味がありません。
右脳でイメージしたことを、表現できなければ意味がないのです。
(表現する脳は左脳の役割です。)
書く力を育てるには、右脳でイメージしたものを左脳に橋渡しすることがとても重要です。
(橋渡し=七田式ではポールブリッジと言っています)
「書く」という行為は、右脳のイメージを左脳で表現し、
他の人に伝えることに繋がるのです。
書くことを積み重ねていくことで、優れた発想力、思考力を育て、表現力を高めます。
この力は社会に出てからも大いに役立つ力です。
書く習慣を幼少期から身につけ、表現力を豊かにする働きかけをしていきましょう。
そうすることで、右脳だけに偏ることなく、左脳だけの中心的な取り組みではなく、
まさに「全脳教育」になるのです。
2歳を過ぎたころから、お子さまはいろいろな人の真似をするようになります。
ご家庭内で考えていくと、ご両親が持っている鉛筆を持ちたがったり、
お箸を持ちたがったりします。
何かに興味を持ち始めた時がチャンスです。
お子さまが書くことに興味を持ち始めたら、鉛筆を持たせ自由に絵を書かせたり、
ぐるぐる書きをさせたりしましょう。
この時に注意するポイントは、サインペンなど力を入れなくとも楽に書けるものよりも、
筆圧がしっかりつく、鉛筆を持たせるようにしましょう。
最初は力が上手く入らず書きにくいかもしれませんが、
繰り返し取り組むことで、だんだんと書けるようになってきます。
運筆力を高めるには、迷路のプリントがおすすめです。
「壁にぶつからないように迷路を進んでみよう」などと、声をかけ、
書くことに対する興味を引き出してあげましょう。
筆圧がつき、思うように鉛筆を持てるようになったら、
ひらがな・カタカナ書きにすすみましょう。
ひらがなやカタカナは小学生になってから、学校で習い始めますが、
小学校に入学するまでには身に付けておいた方が良いでしょう。
書き始めのころは3センチくらいのマスのもので、
中央に点線のある物を使い書かせてあげることをおすすめします。
そうすることで、バランスの良い文字が書けるようになるのです。
文字が書けるようになったら、次は自分の名前を練習しましょう。
自分の名前は何度も書く機会があるので、
早いうちから書ける方がお子さまの自信にもつながるものです。
「書けて嬉しい」と気持ちが、「もっと書きたい」「明日も書きたい」
というステップに繋がるのです。
お子様は文字を覚えることで世界観が広がります。
お子さまが社会に出てから自分の力を十分に
発揮できるようになるためにも書く力を育てていきましょう。