2022.12.01
子どもの性格別の接し方3⃣
本日は、引き続き子どもの性格別の接し方、最終回です。
✿いたずらが激しい子ども
子どもへの見方を、一回見直してみましょう。
親御さんがいたずらだと思っている行為が、
子どもからしてみたら興味に駆られて、
好奇心のおもむくままにしてしまっているのかもしれません。
学習していると見てあげてください。
いたずらをしているとして叱ると、
実際にいたずらっ子になってしまいます。
実験期のこの時期を乗り切ると、
素直な良い子に育っていきます。
✿落着きがなく、人の話が聞けない子ども
子どもへの愛情がきちんと伝わっているか、
関わり方を見直してみましょう。
声掛けの中に、学習の出来不出来の評価が
多く含まれるようになっていませんか?
子どもを叱る回数が多くありませんか?
もし、思い当たる場合は、そこを変えて、
子どもの存在そのものへの愛情を示すようにしてみてください。
「〇〇が出来たから、あなたはすごい。」
のではなく、
「あなたがいてくれて、お母さんは、幸せ。」
と、子どもへの声掛けを変えてみましょう。
「だめ、だめ」と禁止の言葉を言うよりも、
「こうしてくれると、お母さんは嬉しいし、助かる。」
そして出来たら、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてください。
お母さまの愛情が伝わってくると、徐々に子どもは落着き、
人の話が聞けるようになってきます。
また、糖分の多いおやつ、特に白砂糖は控えるようにしましょう。
✿ボーっとしているように見える子ども
何かを考えて、ボーっとしているのは、
想像力や連想力が豊かなしるしです。
どんなことを考えていたのか聞いてあげてください。
聞いてあげたら、
「そういうことを考えていたのね。」
と、感心してあげるといいですね。
✿一つのことに没頭してしまう子ども
一つのことに集中することは、思考力が深まっているといえます。
否定せず、伸び伸びと、子どもの好きなものを
取り組ませてあげてください。
✿質問ばかりする子ども
2歳から4歳は子どもの質問期です。
質問されたら、
「さぁ、どうするのかな。〇〇ちゃんはどうすると思う?」
と、子どもの考えを引き出して、
少しでも答えられたら、ほめてあげましょう。
間違っている場合は
「お母さんはこう思うけど、どうかしら。」
というふうに、対話形式にすると、
コミュニケーション能力が備わっていきます。
✿独り言を言いがちだったり、想像にふける子ども
独り言は、叱ったり、とがめたりしてはいけません。
幼児期は想像力が豊かです。
別の人間になる想像遊びをすることもあります。
大人は、子どもの想像の世界を壊さないように
してあげることが大事です。
✿うそをついたり、おせっかいな子ども
大切なのは、親が子どもにうそをつかないことです。
正直であることが大切だと伝える話をしたり、
『イソップ童話』等の教訓を伝える絵本を
読み聞かせしてあげることも効果的です。
おせっかいな子どもにも、それが迷惑だとわかる話をしてあげると、
徐々に行動が改まってきます。
ただ、おせっかいといっても、
その子なりの相手への思いやりがあってのことです。
その気持ちをまずは受け止めてあげてください。
すべてのパターンにいえることは、子どもの今の行動は、
出来上がった姿ではなく、成長過程の姿であるということです。
まずは、保護者のかたは、愛情をこめてあたたかく見守ってあげてください。
子どもの行動に頭を悩ませることもあるかと思いますが、
頭ごなしに大人の考えをぶつけずに、穏やかに語りかけ、
気持ちをくんであげましょう。
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