2022.07.17
教育とは
皆様の子育ては、心の教育と知的教育、どちらが中心になっていますか。
「大切なわが子の為に」という想いが強くなるあまり、
人間教育が置き去りになっていないかどうか、
見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
私たち親がお子さまに与えてあげることのできる、最大の贈り物は何だと考えますか?
それは「教育」です。
教育には、知識や技術を育てる知的教育と、人間的成長に主眼を置く
心の教育の2つがあります。
親はつい、成果が良く分かる知的教育にばかり目が行ってしまい、
心の教育を忘れがちになってしまいます。
しかし、「教育」という言葉が本来意味する、「その子の能力を引き出す」ためには、
知育に偏った教育ではだめなのです。
お子様の心を明るく健やかに育て、曇りのない心根を持つ人材に育てて初めて、
その子の持つ優れた特性が正しく表現され、光り輝き始めます。
つまり心の教育が大切なのです。
では、心を育てるとはどういったことなのでしょうか?
特に大切なことは、
①わがままな気持ちを抑える意志力を育てる。
➁人のことを思いやる心を育てる。
この2つです。
これらの心が育っていない人間ばかりの社会を想像してみてください。
誰もが自分勝手な考えで行動し、相手の気持ちを一切顧みないとても荒んだ、
悲しい社会であるといえます。
国の発展には、私たち人間一人ひとりの勤勉さ、元気さ、
誠実さにより決まると言ってよいと思います。
反対に、一人ひとりが怠け者であり、わがままであり、不道徳であれば、
国は衰退していくものです。
人間を育てる、すなわち心の教育がいかに大切なものであるか、
わかっていただけると思います。
また、幼児期に溺愛されたお子様は、必ずと言ってよいほど、
わがままに育つといわれます。
欲望を抑えることができず、自分の意志だけで行動することに慣れてしまうからです。
子育ては正しい心を育てられる教育をお子様に与えることが、
保護者様の一番の役割ではないでしょうか。
知的教育中心の子育てが良くないからといって、
知能を育てることが悪いことだとは考えないでください。
問題は、知的教育に偏ってしまうことです。
知的教育と心の教育の両方を育てることが望ましいのです。
子育てにはバランスが大切です。
子育てに熱中するあまり、保護者様は時にバランス感覚を失ってしまうことがあります。
時には立ち止まり、ご自身の子育ての中心がどちらかに偏りすぎていないかを
是非とも見つめ直していただきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。