2020.01.29
心が育つと人が育つ!!
今日はお子様の心を育てる方法を、お話させていただきたいと思います。
心の子育ての中で軸となるのは、「謙虚さ」と「感謝の心」です。
教育において、一番大切に考えなくてはいけないのは「心の教育」だと、七田式では皆様にお伝えしています。
この「心の教育」とは人間性を高める教育です。
例えば、家を建てるときのことを考えてみてください。
家を建てるときに大切なのは、目に見える壁や屋根、内装よりも、目に見えない土台や骨組みがきちんとして揺るがないものでなければ、いくら見た目に立派で、きれいな家を建てても、住んでいるうちに歪みが出たり、軋んだりしてしまうのです。
人間もそれと同様です。
勉強や運動という、具体的な成果が出やすい面で華々しい成長をしていても、土台となる人間性が伴っていなければ、必ずどこかに歪みが生じてくるのです。
いざというときに正確な判断ができなかったり、周囲の人からの信頼を得られなかったりと、満たされない人生を送ることになりかねません。
まずは「心を育てる」、「人間性を育てる」ことを教育の第一歩とお考え頂けたらと思います。
では、心が育っているお子様の特徴をお伝えします。
1、心が清らかである
(人をだましたり、ねたんだりせず、周囲に優しくふるまえる)
2、明るい
(常に朗らかで、自分から挨拶ができ、コミュニケーションがとれる)
3、素直
(周りの人の言葉に耳を傾け「はい」と言える)
4、わがままに振る舞わない
(自分の欲求を押し通そうとせず、我慢をして周囲の人への思いやりを持った行動ができる)
このような人の周りには、自然と人が集まってきます。
その人に信頼を寄せ、困ったときには力を貸してもらえる協力者が、大勢現れるのです。
私たちが子育てをする意味は、ただ単に優秀なお子様を育てることではありません。
これからの日本や世界を動かしていく人材を育てていくことが、何より大切です。
では、心が育つとお子様にどのような変化が現れると思いますか?
それは「謙虚さ」です。
世の中で成功をおさめた「一流」もしくは「成功者」と呼ばれている人がいます。
そのような人々に共通した人となりの一つに、「謙虚さ」があります。
大きな成功をおさめたり、周囲から尊敬を集めている人物ほど、誰に対しても腰が低く、謙虚な姿勢で周囲に接していて会う人を驚かせます。
社会とは一人ひとりが、それぞれの得意分野で力を発揮し、支えあうことで成り立っています。
今の自分があるのは、自分を支えてくれている人のおかげで存在している、という気持ちを持つことが何よりも大切です。
また、「感謝を表す」ということも大切です。
感謝には大きな力があります。
感謝されると人は、自分の存在を他者から認められて嬉しいという思いから、大きなエネルギーで満たされます。
常に感謝の気持ちを相手に伝えることで、伝えたプラスのエネルギーは必ず自分自身に返ってきます。
まずはご家庭内で、保護者様がお手本となり「ありがとう」と言葉にする習慣を身につけましょう。
感謝の気持ちを素直に言葉にできる人は、自然と周囲からの信頼を得ることができます。
「ありがとう」を素直に言えるお子様を育てる習慣を、今日から始めて頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。