2019.03.07
読書は金の卵を生む!!
昨日からの引き続き、読み聞かせの大切さについてお伝えさせていただきます。
以前15歳で司法試験に合格したというお子様がいらしたそうです。
そのお子様がどのように育てられていたのかということを、
校長先生が紹介していたことがあります。
その時の保護者様の話をさせていただきます。
「朝読み30分は金の卵を生む」
【学問の基本は読むこと、書くことの2つに尽きると確信できる。
ほとんどの人は、学問をする、あるいは勉強するということを、頭で考える、
頭で記憶し判断する、と誤解しているように思われる。
私の体験的結論から言わせると、学問とは繰り返すことで、身体が覚え、なじむことである。】
ということを語られていたそうです。
皆様もご存知のように七田式は日々の繰り返しを大切にしています。
毎日わずかな時間の繰り返しこそが、お子様の能力を育むのです。
入室時から保護者様にお願いしていることがあります。
それは「絵本の読み聞かせを毎日10冊」です。
読み聞かせは、お子様が自分で本が読めるようになる前に、保護者様が絵本を、
繰り返し繰り返し読んで、お子様がそのお話を覚え、なじんでしまうことが大切なのです。
本の読み聞かせが大切といっても、次から次へと読み聞かせるのでは、
お子様の高い言語の質を育てることにはなりません。
お子様がきちんと暗記してしまうほどに、保護者様は根気よく同じ絵本を読んで
聞かせることが大切なのです。
しかし、ここでも問題があります。お子様に無理やり本を読んで聞かせても、
それには効果が現れないのです。
大切なことは、お子様が楽しむから読んで聞かせる、お子様が同じ本を読んでほしいと
願うので、繰り返し聞かせるということが大切な条件なのです。
無理やりはいけないのです。
お子様の気持ちを常に先行しなくてはいけません。
保護者様はお子様が、絵本を読んでとせがむ環境を作ることを考えて頂けたらと思います。
幼少期の頃は1ページの文字数が少なく、
繰り返しの言葉の多い絵本をおすすめしています。
しかし、年齢が大きくなったら、伝記物語を読んで聞かせることも大切です。
偉人の人の陰には、地道な努力を積み重ねています。
テレビに登場するようなプロスポーツの選手がいかに
地道な努力を積み重ねているのかを伝えていくことが大切です。
伝記の読み聞かせをしていくと、その努力がわかります。
繰り返し読み聞かせをすることで、お子様は努力の大切さがわかり、
自分でも努力するお子様に変わっていくのです。
また、伝記を読むことで、お子様の意識も変わります。
自分でも努力しようという気持ちになるのです。
本読みの効果は本好きのお子様に育てるだけでなく、
努力をすることの大切さを覚えたり、根気強いお子様に育つのです。
将来夢を叶えるために欠かせない努力と根気は、
お子様にとっての良い心の習慣ともなります。
読書はこの2つの心を身につけさせることができるのです。
毎日、長時間本読みをするということではありません。
わずかな時間でも、毎日の継続が大切なのです。
本の読み聞かせをこの機会にぜひ始めて頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうござい。