2019.03.03
言葉の育て方!!
お子様の言葉を育てるうえで、保護者様に知っておいていただきたいことは、
「才能逓減の法則」です。
この法則はどういったことかというと、「子どもには、0歳に近いほど、
非常に高い吸収力と、吸収したものを自分の素質とする環境適応能力がある」
ということです。
幼児の頭脳の働きは、脳の受けた情報の質と量で左右されるのです。
言葉を必要としない赤ちゃんの年齢であっても、言葉かけをしてあげれば、
言葉は理解せずともそれが刺激となって、言葉に応じやすい、
取り入れやすい回路がどんどん開けてくるのです。
反対に保護者様がお子様に対して話しかけることをしなければ、
言葉の回路は開かないままに終わってしまいます。
それがそのまま、お子様の脳の働きの差になってしまうのです。
幼児の脳の発達は生まれた時から、刺激をすることが非常に大切だということです。
子育ての環境の中で、教育的な刺激が多いか少ないか、刺激を与える時期が早かったか、
遅かったかで脳の働きかたは決まるのです。
そこで言葉を育てる6つのポイントをご紹介させていただきます。
1、手先への働きかけ
2、言葉かけ
3、絵カード
4、絵本読み
5、文字(ひらがな)を教えていく
6、「書き」の取り組み
この6つが大切なポイントとなります。
では、それぞれの取り組み方をお伝えさせていただきます。
「1、手先の働きかけ」とは、言葉を育てていく最初の項目が「手先」の取り組みです。
幼児の脳の働きを伸ばしていく最初の大切な取り組みは、「①感覚 ➁運動 ③言葉」
この3つが大切です。
この3つを通して幼児に正しい働きかけが行われていくと、
お子様は著しい発達をとげていきます。
では、赤ちゃんの思考はいつごろから始まっていると思いますか?
それは生後2~3か月頃と言われています。
お子様は自分の手の存在に気づき、指を動かし、手を動かす実験を行います。
同時にそれは判断と結びつき、思考となっていくのです。
赤ちゃんは繰り返された体験や学び、覚えた事実から法則を発見していく
優れた能力を持っているのです。
幼少期のお子様は自分の手で物を握れることや、
握った棒で物を叩くことができることを発見します。
このようにして、思考が始まると知的な存在になっていくのです。
「2、言葉かけ」とは何が大切なのでしょうか。
一番重要なことは保護者様の正しく、かつ多様な刺激です。
お子様にはお母さまの声で、優しく言葉かけをしてください。
早口ではなく、日常の言葉かけはゆっくりとした声で話すことが大切です。
早口で話すことがなぜよくないのかというと、私たち大人が外国語を学ぶ場合、
早口で話されると正しく聞き取ることができないことと同じなのです。
「保護者様の言葉かけこそ、お子様にとって最大の心地よい刺激」
ということをご理解いただき、保護者様の肉声をお子様の耳に
繰り返し聞かせて頂けたらと思います。
明日は6つのポイントのうち、「3」からお伝えさせていただきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。