2019.03.02
言葉を育てる働きかけ!!
今日は言葉を育てる働きかけの大切さについて、お話させていただきます。
私たちの言葉は、何もしなくても育つものと考えていますか?
言葉というものは何もしなくても育つものではなく、保護者様の働きかけ、
語りかけによって育つものなのです。
お子様の脳に刺激を与えることで、言葉というものは育つのです。
人間は生まれつき言葉を覚える能力が備わっていると、考えられていましたが、
それは大きな間違いなのです。
言葉というものは、学習してこそ身につくものなのです。
テレビやDVDまたはスマホからの動画などでも、言葉が育つと思われてしまいますが、
テレビなどから発する言葉は幼少期のお子様にとっては意味不明なものなのです。
保護者様の発する言葉は、センテンスが短く、現在のことを説明しています。
話していることを指差し、身の回りにないものについて話すということは
ほとんどありません。
テレビから聞こえてくる言葉は、幼児にとり意味不明なものなのです。
何より大切なことは、保護者様のお子様に対する言葉かけが重要なのです。
なぜならば、お子様の発達は、言語の発達によってなされるからです。
お子様の誕生直後から保護者様がきちんとお子様に語りかけ、
言語の発達を図ることこそが重要な子育てのかなめになるということを
ご理解して頂きたいと思います。
赤ちゃんの脳には、言葉を聞き、言語を処理する機能を分担する、
脳細胞が用意されています。
しかし、生まれた環境に言葉の刺激がないと、その脳細胞は、
別の用途のために使われてしまうのです。
よく言われていることとして、保護者様から語りかけられているお子様は、
語りかけられずに成長したお子様よりも、はるかに言語能力が高いと言われています。
幼少期のお子様の脳細胞はたくさんあり、生まれた環境の刺激により
脳細胞の働きは分担していくのです。
大切なことは右脳の働きを左脳に繋げていくということです。
お子様は言語を右脳で無意識的に学んでいます。
それを左脳に繋げていかないと、発語にはならないのです。
右脳は入力の脳、左脳は出力の脳なのです。
これをつないでいくには言わせる、書かせるということが大切なのです。
言葉がなかなか出にくいお子様に、どのようにして言葉がでるように伝えていくか、
それは入力をきちんとしていけば、自然と出力する能力が高まるのです。
入力をすることで、豊かな出力に繋がるという関係をきちんと理解することが大切です。
お子様が誕生してから、豊かに語りかけるほど、伝達の良い回路が開き、
言葉のセンスが良く賢いお子様に育つのです。
しかし、話せるだけではいけないのです。
読む力や書く力も育てていくことが大切です。
話す力と書く力は、全くの別物と考えて頂けるとよいと思います。
脳は右脳と左脳の両脳をバランスよく、使えるようにすることが何より大切です。
バランスをきちんと保ち、偏ることなく両脳の刺激をしていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。