2019.02.28
やる気の育て方!!
今日はお子様のやる気の育て方について、お話させて頂きたいと思います。
やる気を育てるには、私たちの体内で分泌されているホルモンと大きく関係があります。
人間の脳は、ホルモンの働きによって神経細胞が働いています。
脳内で分泌されているホルモンの一つに「やる気ホルモン」と呼ばれているものがあります。
この「やる気ホルモン」が分泌されると、集中力が増し、やる気でいっぱいになるのです。
しかしこのホルモンは簡単に出せるものではないのです。
出し方のポイントは2つです。
1、今から取り組むことが「好き・楽しい」と思うこと
2、それをすることで「良い成果が得られる」と思うこと
そのように意識しているときでないと、放出されないと言われています。
反対に「嫌だな・つまらないな」と思っていると、不安や恐怖を引き起こす
「ノルアドレナリン」というホルモンが出て、頭の働きを悪くしてしまうのです。
何かを効果的に行うためには、お子様自身が取り組むことに対して
「好き・おもしろい」と思うことが大切な条件となるのです。
お子様の楽しいという感情があってこそ、
保護者様の様々な働きかけが活きてくるということになるのです。
まずは「お子様の好奇心をくすぐる」ことを始めてみましょう。
お子様に「好き・やりたい」という気持ちを持たせることが、何より大切です。
お子様に何かを取り組ませていくときは、
お子様の心に沿った働きかけになるようにしていきましょう。
初めて取り組むことであればなおさら、気をつけなくてはいけないことは
「やりなさい」と与えるのではなく、保護者様がその取り組みを楽しそうに
取り組む姿を見せることが必要です。
時計のプリントや迷路のプリントを取り組むときも、最初は保護者様がお子様の隣に座り、
プリントに取り組む姿勢を見せることから始めましょう。
お子様は保護者様がしていることに自然と興味を持つので、
「何をしているの?」と質問してくると思います。
その時はすぐにお子様にプリントを与えずに、少し時間をおきましょう。
お子様は常に好奇心旺盛なので、いてもたってもいられなくなります。
そして「やりたい」と自分から言ってきます。
その時のお子様の心は「憤」の状態になるのです。
(憤とはやろうという強い気持ちのことです。)
この状態ですと、「やってみようという強い気持ち」になっているので、
水を得た魚のごとく意欲的に楽しんで取り組めるようになるのです。
そして、お子様が少しでも取り組むことができたなら、
オーバーなくらいきちんとほめてあげることが大切です。
そうすることでやる気ホルモンが出てくるのです。
私たち大人でも自分の行動に対して「何しているの」などと言われると、
途端にやる気がなくなるものです。
自分の行動が認められていないと感じると、途端に意欲は減少するものです。
年齢が大きい小さいは全く関係ありません。子どもでも大人でも対等な
人格を持った存在ととらえ、接することが何より大切です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。