2019.02.26
ドッツの力!!
今日はドッツについてお話させていただきたいと思います。
ドッツは取り組みの中でも効果が見えにくいと言われています。
しかし、ドッツは幼児期にコツコツと取り組むことで、
多くの方が成果を実感してくださいます。
ではドッツの取り組みかたについてお話させていただきます。
右脳の持つ「高速計算能力」を引き出すために、
ドッツという取り組みがあるのです。
ドッツは皆様もご存知のように「玉」や「点」のことです。
ドッツが描かれたカードをお子様に見せることで、
右脳の計算能力を目覚めさせることが、ドッツの取り組みなのです。
ドッツカードを毎日教室から指示あるように、
取り組んでいただくだけでの簡単な取り組みなのです。
しかし、実際に使える計算力を完全に育てていくには、
教室から指示されたことだけ行っているのではいけないのです。
右脳に繰り返し刺激を与えることで、脳の数の基礎回路が育ち、
数のセンスが育っていることは間違いありません。
しかし、実生活の中では、ドッツで数を認識した後、
それを「数字」に置き換えて理解し、計算したり、表現したりすることになります。
そのためには「タイアップドッツ」の働きかけが大切となります。
タイアップとは「量」を表すドッツを「数字」と結び付けていく働きかけです。
「5つのパン」と数字の「5」が同じことを意味しているとうことを、
マッチングする働きかけなのです。
タイアップを難しく考えることはないのです。
ドッツカードと同じ数を表す数字のカードを同時に見せる、
または、連続して見せていけばよいのです。
例えば、「3」のドッツカードと共に数字の「3」が書かれたカードを
「3」と言いながらみせていきます。
または、「3」のドッツのカードを見せた後、
「3」が書かれたカードを読み上げながらみせるということなのです。
この取り組みを繰り返すことで、お子様の頭の中でドッツと数字が結びつき、
同じものであるということが無意識のうちに理解できるのです。
ご家庭の中でドッツカードを見ると、
自然と頭の中で数字が浮かんでくるようになるのです。
幼児期は人生の中で最も右脳が活発に働く時期です。
この時期にフラッシュし右脳に働きかけ、刺激を多く与えることが大切です。
右脳への働きかけはスポンジのように、水を染みこませているのと同じ作業なのです。
スポンジはどんどん水を吸収しますが、それだけで水が溢れるのではありません。
ギュッと絞る作業があり、初めて多くの水が溢れだすのです。
この絞る作業が左脳の出力なのです。
教室では「どっち遊び」というような「選ぶ」
または、プリントを使用し「書く」といった取り組みです。
右脳と左脳をつなぐことを「ポールブリッジ」と言います。
右脳に入力したことを左脳で表現し、ポールブリッジしていかなければ、
幼児期に多くの刺激を与えても使えないままになってしまうのです。
「右脳から左脳」に結びつけることで、幼児期に時間をかけて取り組んだ右脳への
働きかけが必ず開花していきます。
焦らず日々の取り組みを楽しんで取り組んでいただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。