2019.02.21
学力の基礎作りに必要な事とは?
お子様の能力や学力の礎となるものは何だと思いますか?
それは作文力です。
今日は作文力の大切さについてお話させていただきます。
お子様の言語能力を高めていくために大切なことは、言語を教え、
語彙を増やしたり、話をさせたりするだけではなく、幼少期から
「文章を書く」ということを取り組まれていくことが大切な働きかけとなるのです。
七田 眞校長先生は幼いころから読書家であり、
小学生の頃は学級新聞を作成していたとのことです。
そのような幼少期を経験した校長先生だからこそ、お子様の能力、
学力の基礎は「作文力」にあると確信したのです。
この力を育てていくことで、お子様の無限の能力を開花させることができるのです。
右脳のイメージ力を使い左脳を働かせて書きだすことで、
思考をより具体化することができるのです。
言葉の読み書きができるようになったら、作文力を育てていくことが大切です。
ではどのように作文力を育てていくのか、育て方をお伝えします。
お子様が書かれる作文にも様々あります。
最近目にするのは「したこと作文」が多いように感じます。
したことだけが書かれた作文は、読んでいても感動があまり伝わらないことがあります。
読み手に伝わる作文を書くことがポイントです。
ではどのようにして読み手に伝わる作文を書いたら良いのか。
それにはコツがあります。
「五感」を働かせた作文が重要です。
どのようなことか、「カラオケカスゾ」この言葉がキーワードとなります。
このことを文の中に多く取り入れることが重要です。
カラ・・・カラー(色)
オ ・・・音・聞いたこと・擬音語
ケ ・・・形状・大小
カ ・・・感じたこと・自分の気持ち
ス ・・・数量
ゾ ・・・想像したこと・思ったこと
以上のようなことが大切なポイントです。
例えば「日曜日イチゴを買いました」という文章に、
「カラオケカスゾ」を取り入れてみましょう。
「日曜日にまん丸で大きくて、真っ赤なとてもおいしそうなイチゴを買いまいした。
その真っ赤なイチゴを食べると甘くて、家族みんなが笑顔になりました」
という文章になるのです。
最初の文章よりも情景が浮かびやすくなると思いませんか。
また、作文を書くためのもう一つのコツとして「ダビンチマップ」
という方法を利用して作文を書いています。
一つの言葉から連想する言葉を囲いだし、イメージを広げていくものです。
文章にする前に自分の考えを紙に書いてまとめておくことで、
作文が書けるようにもなるのです。
作文は小学生になったから自然と書けるものではありません。
大切なことは書く習慣を身につけるということです。
お子様は初めての作文は、どのように書いたらいいのかわからず悩みます。
そんな時は保護者様が、質問上手になることが大切です。
「どんな場所だったの?」「どう思ったの?」などと聞いてあげることから
始めることでスラスラと書けるようになるのです。
作文は右脳でイメージしたことを左脳で表現する、両脳を刺激する取り組みです。
お子様の能力を高めていくためにも、
作文を書く習慣をご家庭で身につけて頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。