今、世界で必要とされる能力は「自分の考えを持ち行動できる能動的な人材」です。
皆様のお子様はいかがでしょうか?
意見を述べることができるお子様に育てるには、自分自身の意見をきちんと述べ、周りの人に理解してもらうことが大切になります。
自分の意見を述べることを「恥ずかしい」と思う人もいるでしょう。
しかし、自分の意見を述べることは重要です。
そのためには毎日少しずつ練習していくことで、上手く伝えられるようになるのです。
自分の考えや意見を述べることはあらゆる場面で役立ちます。
❤友達とのコミュ二ケーションがうまく取れます。
❤意見交換をすることで、自分自身の考えが発展します。
❤学校の授業の発表で、堂々と発言できるようになります。
❤作文や論文などについても論理的な思考が出来るようになります。
価値観が多様化している現代社会、国際社会にあっては自分の意見をきちんと伝えられる能力は非常に重要です。
少しの工夫を取り入れお子様に力をつけてあげましょう。
その為にご家庭において行って頂きたいことをお伝えします。
★お子様が具体的な内容や意見を言える質問をして家族間での会話を増やしましょう。
お子様が「はい・いいえ」だけで済むような会話は避けましょう。
☆もしもお子様と意見が食い違ってしまった時には、最後まで聞き、その後、ご両親の考えを述べ解決できるよう親子会議をしましょう。
では、学校での過ごし方はどのようにしたらよいのでしょうか?
★いい考えが浮かんでも手を挙げて発表することができないお子様は・・・
☆ グループや少人数で話し合うときなどに発言し、慣れていきましょう。
★お友達同士で意見交換ができない場合。
☆ お友達と自分の意見が違う時は「自分はこう思う」と述べてみることが大切です。
なぜこのような経験が大切かというと、ご両親やお友達と意見交換することで、一人ひとりに、その人なりの考え方があることが分かるからです。
また、自分と異なる意見の中にも話し合うことで合意点を見つけられることがわかるようになるからです。
子どもたちが自らの体験を通し学び、自分の意見を述べることは恥ずかしい事ではなく、互いの考え方を広げ、良い結論を導くために必要なことだと、お子さま自身が自然に理解することができるようになります。
その為にもご家庭でぜひ取り組んでいただきたいのは「ディベート」です。
ご家族で決めたテーマについて、議論する時間を設けましょう。
ひとつのテーマに対して
1.それぞれ「賛成・反対」なのかを示す。
2.その理由を3つ挙げる。
3.自分と反対の意見を持っている人が述べそうな理由を考える。
4.③に対して対抗できる理由を考える。
5.改めて自分の立場を考えたうえで、時間を決めて、議論をする。
この練習をすることで、筋道を立てて物事を考え、それを意見として述べる力が身に付きます。
ご家族でぜひ取り組んでいただけたらと思います。