「反抗期」と聞くとどのように向き合えばよいのかと・・・悩まれる方が大勢いらっしゃいます。
でも大丈夫です。安心して下さい。
なぜなら反抗期とは自我の芽生えだからです。
お子様の個性が育つ時期なのです。
ですので保護者様はどっしりと構え、お子様の意見も聞きながら、成長する姿を見守っていきましょう。
先程、反抗期とは自我の芽生えとお伝えしましたが、反抗期は大人になるまでに2回訪れると言います。
1回目の反抗期は2歳から5歳までの幼児期に、2回目は中学生頃の思春期に訪れると言われています。
どちらの年齢の反抗期も「自分の考えるようにやってみたい」という自我の芽生えから現れるものなのです。
今回は、幼児期の反抗期についてお話したいと思います。
幼児期に起こる反抗期は「イヤイヤ期」とも言われています。
この反抗期は大人の言う事に対して、なんでも「イヤイヤ」と反発することです。
何でもイヤイヤと反発されてしまうと、親としては困ってしまいます。
しかし、これはきちんとお子様が成長している証なのです。
今までは保護者様にすべての事をしてもらっていたため、「こうしたい」と自分の意思を言ったり、行動に移すことが難しかったのですが、
言葉を少しずつ覚え、自分で動けるようになると自我が芽生え、自分の思っていることを通したいと欲求が強くなるのです。
このような時期は、成長過程の中でどの子も通る道なので悩む必要はありません。
反抗期は自立にむけた第一歩です。
子どもが成長している時期なのだと、この時期を受け止めていきましょう。
では、反抗期の受け止め方をお伝えしたいと思います。
この時期の反抗期とは、親の伝えることに対して、何でも「イヤイヤ」の反応を示します。
この時、保護者様はお子様の反抗に腹を立てず、ゆとりを持って接することが重要です。
イヤイヤ期の時期は何を言っても「イヤイヤ」なので、保護者様の質問形式を変えることも良いでしょう。
例えば「お夕飯はカレーライスでいいかな?」と質問するのではなく、
「カレーライスと、ハンバーグのどっちが食べたいかな?」など質問し、お子様に選ばせる事が良いでしょう。
選ばせてあげることで、お子様は自分の意見を聞き入れてもらえたと言う満足感を得ることができます。
お子様の反抗に対してなんでも「いけない」と押し付けることはよくありません。
その場は収まったとしても、子ども自身が納得していないので心を閉ざしてしまいます。
保護者様はなるべく子どもの意見を聞き、保護者様からやはり「これはダメ」と思ったら、なぜダメなのかの理由を説明してあげましょう。
理由がわかればお子様も納得します。この時期は親の我慢が必要ですね。
また、お子様の反抗期は「さみしいよ」「かまって」のサインでもあります。
お子様は幼少期、自分の気持ちを言葉で表現することは難しいこと。その気持ちを反抗という態度で示すのです。
ですから、保護者様はそのサインを見逃すことなく、コミニュケ―ション不足かなと感じることが大切です。
また、ご兄弟がいる場合は下のお子様ばかりをかまっていないかを見直してみるのもよいでしょう。
心が満たされることで、反抗が落ち着くこともあります。
短い時間でも、膝の上で絵本を読んであげるとか、二人でお散歩に出かけるなど。
また、「○○ちゃんのことが大好きよ」と言って抱きしめてあげるなど。スキンシップを十分にとってあげることが大切です。
反抗期はお子様の成長にとても重要です。心に余裕を持ち「我が子も成長してきた」とお子様の成長を楽しんでいただけたらと思います。