お子様が小学生になったら、料理を始めてみましょう。
なぜならば、お子様には日ごろから家事を手伝ってもらうことで将来、自立した生活ができるようになるのです。
子育ての一番の目的は、お子様の「自立」です。その土台を小学生のうちから作ってあげましょう。
その中でも、私たちの身体と健康を作る「食」に関しての知識を深め、経験を積んでおくと、生涯を通じ、役立つものとなります。
「子どもに火や包丁を使わせるのは危険では・・・」と思うかもしれません。
また、 「忙しくて時間がない」という方もいらっしゃると思います。
しかし、お子様にとってはその時間がとても重要です。
ぜひ挑戦していただきたいと思います。
幼児の頃はお母様が選んだ食べ物を子どもたちは食べますが、小学生ごろからは自分で食べ物を選ぶようになります。
その時子どもたちが良い食べ物を選ぶことができるようにするためにも、お手伝いは大切です。
お子様が料理に挑戦することで得られるものは
① 自立への第一歩
② 食べ物に対し感謝の気持ちが増します
③ 親子のコミュニケーションの時間が増えます
④ 段取りを考える力が育ちます
⑤ 料理を完成することで、満足感を味わえます
以上のようなことが得られるようになります。
まずは、お子様が料理に興味を持てるような環境を作ることが重要です。
まずは「今日はお父さんの好きなハンバーグを一緒に作ってみない?」
「〇〇ちゃんが作ってくれたらきっとお父さん喜ぶと思うよ」などと、提案してあげましょう。
そこからお子様は料理に対する興味関心が深まります。
お手伝いをするにはポイントがあります!!
初めてのお手伝いは簡単なことから始めましょう。また、年齢によってお手伝いの内容を変えることも大切です。
お手伝いの目安
小学1年生~3年生
・野菜を洗う
・具材をまぜる
・ピーラーで皮をむく
小学4年生~6年生
・盛り付ける
・炒める
・野菜を茹でる
・一人ですべての料理を作る
などがお手伝いの目安となります。紹介したことが全てではないので、そのお子様の成長段階で行っていただけたらと思います。
料理を作り、食べてもらうことで、子どもは達成感や満足感をえられます。
ご家族もお子様に料理を作ってもらったら
「〇〇ちゃんの作ってくれた料理本当に美味しかった」
「お手伝いしてくれてありがとう」と感謝の言葉を述べましょう。
また、必ず後片付けも行いましょう。料理を作ったから終わりではなく、食べ終えた後の片付けまですることが大切です。
お皿洗いや食器の片付け、食べ終えた後の生ごみの処理なども教えていきましょう。
後片付けを最後まできちんと行うことで子どもの中に、責任感が育ちます。
また、学年が上がることで、子どもとのコミュニケーションをとる時間が少なくなります。
しかし、お手伝いをしながらお子様と接する時間が長くなり、たわいもない会話からお子様の悩みや将来の夢など聞くこともできます。
親の役割とは子どもの「自立」を育てること。子どもが将来自立した生活ができるよう親は応援し、見守ってあげましょう。