2020.01.30
英語を英語のまま理解するとは?
「英語の文章を聞いたら、日本語を介さずにすぐにイメージが浮かぶ!」
なんて、多くの方々が無理!と思うでしょう。
しかし、そんなことが現実に起こるのです。
子どもが誕生してから6歳までの時期は、どの子も言葉を覚える最適期にいます。
人間の一生のうちで、この時期ほど言葉に対し、敏感な時期はありません。
固まってしまった大人の脳とは違って、
細かい発音や、音の微妙なニュアンス、リズム、イントネーションといったものを
確実に身につける天才的な働きをもっているのです。
しかし6歳を過ぎると、あたまの中に音の障壁や学習の障壁ができてしまいます。
そのために音が頭の中に入りにくくなってしまうのです。
絶対音感が6歳を過ぎると身につかないのもこのためで、英語のヒアリングも難しくなるのです。
このことをふまえて、まずは、できるだけ誕生に近い時期から、
単語を大量にインプットすることが大事になります。
英語のCDのかけ流し、絵本、レッスンでの臨場感あふれる大量のフラッシュカード、
どれだけインプットしたかでアウトプットも決まってきます。
日本にいながらにしてバイリンガルになるひとは、
大人でも日々一生懸命語彙を増やし、大量の英語に触れている人たちです。
乳幼児なら、大量の英文を日本語に訳すことなく触れ続けることができれば、
単語がいつの間にか溢れ出してくるのです。
また、英単語を覚えるときに、「英単語→日本語訳」という覚え方をしてしまうと、
そこからずっと「翻訳癖」がつくので、英語で考えるのが難しくなります。
そこで、「フラッシュカード」です。
英単語を覚える際に、イメージと単語を結びつけるようにすることで、
普段言葉を話す際に行う「イメージ・感覚を言語に変換する」
という作業も自然にできるようになるのです。
4か月から教室に通ってくれているIちゃんが、年少の時に英検Jrを受けていた時のことです。
すべての問題が終わり、最後のページ(自分の考えを答えるので、正解不正解はありません)の質問で、
「Do you like fruits? 」
※かごにはリンゴやバナナなどのフルーツの絵があり、答えは2択。
「Yes, I do.」
「No, I don’t.」
Iちゃんには簡単な質問なのに、なかなか答えを書かないので、終わった後で聞いてみると
「フルーツは好きだけど、この絵の中には好きなフルーツがなかったから。」
と言ってくれました。
実際には間違った変換ではありますが、機械的にyes, noというのではなく、
英文を英語のまま理解して、その絵(イメージ)と結びつけて考えているのだなあ、、、
そこに日本語への変換はないのだろう、と改めて英語脳に育っていることに感激しました。
翻訳癖のつく前に、ぜひあふれるような英語の環境を整えてあげてくださいね。
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