2020.01.17
自動下書き
みなさんはお子さんへの取り組み方の一つである「問答法」をご存知ですか?
問答法の歴史は古く、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが用いた手法が有名ですが、
ここで言う「問答法」とは応答(答え)さえも含んだ子どもへの入力方法のことです。
たとえば、「この野菜はなんですか?トマトだね。」「じゃあ、これは?そう!ピーマンだね。」の様に、まるで子どもが既に知っているかのように問いかけ続け、同時に答えも一緒に示してあげることで、子どもたちの脳の中に「分かる、知っている」といった暗示をかけてしまう効果がある入力方法です。質問だけでなく答えそのものも入力することで、イメージ(右脳)と言葉(左脳)のパイプスルーを強く、太くします。いわゆる、「頭の回転が速い脳」イコール「質の良い頭」を作るのに大いに手助けとなる方法なのです。
もし、「〇〇ちゃんはこれ分かるかなぁ、難しいねぇ」と問いかけられ続ければ、脳には分からないことを前提としてインプットされるので、「分からない何か」が入力されてしまいます。反対に「○○ちゃんはこれ分かるよ、そう!こうだね」と言ってあげると、脳は分かる情報としてスイスイとインプットされるのです。脳の仕組みって面白いですね。
このように、問答法は入力の潤滑油のような役割と言えます。親心としては、子どもに考えさせたい、これくらいは理解できているはずだから言わせたい、確認したい、という気持ちが先に立ってしまいがちですが、「入っていないものは出でこない」ことを理解しておきましょう。問答法を活用しながらお子さんに沢山の情報をインプットしてあげましょう。
お母さんと一緒に楽しくインプット「分かる、分かる。分かるって楽しいね!」