2018.01.10
まねるが基本
「まねっこ遊びで楽しむ」についてお話します。
お子様に絵や作文、習字、ピアノ、スポーツなどをさせるときは、「修・破・離」を大切にしましょう。例えば、絵で考えてみましょう。自由気ままな絵を描くのは、子どもにとっては楽しいかもしれません。けれど、それではなかなか上達できないうえ、上手く描けないことで、絵が嫌いになってしまう場合もあります。
そこで、最初はまねをして描かせることから始めましょう。基本的な形や魚、木、花、人の顔、身体、など、まず描けるようになりたい基本の絵を繰り返し練習します。まねっこ遊びの感覚で、「お星さまの形をまねしてみよう」「花をまねして描いてみよう」などと行うと楽しく取り組めます。
大人でも、絵を描くのが苦手で、という人がいます。そういう人は、これらの基本の型が身についていないために、どのように描けばよいかわからずに、形が狂ってしまうのです。
基本さえ身についていれば、あとは応用です。スポーツも同様です。野球で言うならば、バットの基本的な握り方、スタンス、構え方を学び、モデルとするフォームを決め、そのフォームどおりにバットを振れるように何度も何度も素振りをします。つまり、基本の型をきちんと身につけることが、その後につながるのです。基本をおろそかにしないようにしましょう。