2018.01.11
親はいちばんの手本
子どもは幼児期に見聞きしたものに倣って自分の中に思考や行動の規範を創り出すので、幼児期の環境は人間形成に大きな影響を与えるということです。こどもにとって最初に習い慣れ、心の中の「あるじ」となるものは、何と言っても親の行動です。子どもはその後も、敬意や好意を持っている相手のまねをするようになります。これは、相手への良い感情の現れといえます。
つまり、子どもの行動の多くは、親を見倣って行われるということになります。
例えば、いくら「あいさつをきちんとしなさい」と言葉で教えても、親自身にあいさつの習慣がなければ、子どももまた、あいさつのできない子に育ってしまいます。
逆に、親が普段から明るいあいさつを周囲の人にしている姿を見ていれば、子どもは何も言われなくても、同じようにあいさつのできる子に育ちます。口やかましく教える必要はないのです。
親が普段から何気なく繰り返している行動や発言から、子どもは多くの事を学びとっています。
親の姿から学んだものが子どもの心の中に刷り込まれ、その後の子どもの行動規範となるのです。