2022.08.31
作文能力を育てましょう!
8月も後半に差し掛かり、夏休みも終わりが近づいてきています。
小学校の夏休みの宿題も、もう終わったという子も多いでしょう。
でも、まだの子もいるかもしれません。
よく、夏休みの宿題に出されることの多い「読書感想文」、
子どもたちの苦手とする宿題の一つですね。
本日は、文章を書く、作文についてです。
子どもが成長して、学校生活を経て、そしてその後、社会に出ていくと、
「作文力」が問われる機会が数多くあります。
その「作文力」が最近の若い人達には、
十分備わっていないと指摘されるようになりました。
作文力というと、文章を上手に作って書く、
あるいは、言葉で思いを上手に表現する力、
と思われると思います。
ですが、実は読む力に左右されます。
小さなころから絵本が好きで、自分でもよく本を読み、
実体験では味わえない豊富な情報をたくさん取り入れた子どもは、
感性豊かで、内容にも深みのある文章を書きます。
そして、たくさんの本に触れることで、表現の幅や、さまざま知識、
言葉に多く振れることで、自分の表現の幅も広げていくことができます。
だから、子どもを読書好きに育てることが、作文上手に育てるコツなのです。
ひらめきや、新しい考え、創造力は、
既に学んだ事柄が新しい結びつきをして出てくるものです。
それを上手に表現するには、
作文の書き方も学ばなくてはいけません。
まずは、順序よく書くことを学ばせます。
そして、子どもによくありがちな
“したこと作文”ではなく、
“感じたこと”“思ったこと”
といった五感の要素を含んだ作文を書くことが、
上手な作文を書くコツです。
冒頭にあげたように、大人でも文章を書くことが苦手、
そして現代の子どもたちは、作文が嫌いという子が増えています。
それはなぜえしょうか?
書き方を教えてもらえず、何もないところから書こうとするからうまく書けず、
苦手意識を持ってしまうからです。
作文はテーマを決め、いくつかのポイントに基づいてトレーニングすることで、
コツを覚え誰でも上手に書けるようになります。
そして作文力は国際学力テストでも問われ、
世界各国でも熱心に指導されています。
また、今や大学の入試試験でも小論文が出されることも増えています。
文章を書くスキルがますます必要になっているのです。
ではどのようにして作文を書けるようにするのでしょうか?
まずは、材料を集めて組みたてることが重要です。
子どもに作文を上手に書かせるには、上手く書くコツを教える必要があります。
書くコツがわかれば、子どもはどんどん上手に書くようになります。
書けないタイプの子どもたちは、書くことが思い浮かばず、筆が進まないのです。
作文とは、何もない頭から何か独創的なことをひねり出し、
上手に書くことではありません。
まずは、書こうとする、あるいは、書かなくてはならないテーマがあり、
それについて材料収集をすることが先決です。
作文とは、材料収取が主な作業で、材料がきちんと集められれば、
後はそれを主題にして、論理的につなぎ文章を作成すればよいだけのことです。
つまり、作文とは何もないところから、何かを見出すというのではなく、
主題にそって材料集めをし、集まった材料を組み立てて、
一つのまとまった文に書き上げるものです。
作文とは材料を組み立てる作業ということです。
作文を書かせるにあたっては、テーマを与え、
それにそって材料を集めさせ、ストーリー風に組み立てる、
そのことを伝えれば、どの子もみな、上手にそして楽に、
文章を書けるようになります。
まずは、テーマを与えて連想させる
「ダ・ヴインチ・マップ作文法」
をお子様に教えてみましょう。
どのような方法かというと、
まずは、子どもにテーマを与え、そのテーマから連想する言葉を、
マップ風にどんどん書いていきます。
連想して集めた言葉を使い、ストーリーを書かせる練習が大切です。
それを積み重ねることで、作文が苦手な子どもたちが
作文のコツを覚えて、上手に表現できるように変身します。
その際、作文には「はじめ・なか・おわり」の3つの部分が
あることを伝えていきましょう。
また、作文を豊かな表現の文章を書くにはさらにポイントがあります。
それは「五感作文」です。
現代の子どもたちに多く見られる作文は
「したこと」ばかりが書かれています。
この癖を打ち破るには、したことばかりではなく、
「見たこと・聞いたこと・感じたこと」
を多く取り入れさせることが大切です。
七田式では「カラオケカスゾ」という言葉で、
五感作文を書かせる指導を心がけています。
「カラ」とは色のこと。
「オ・音」とは言ったこと、聞いたこと。
「ケ・形」は大小。
「カ」は感じたこと、感動したこと。
「ス・数」は数量。
「ゾ」は想像したこと、思ったことです。
作文とは五感を通して入ってくる外的情報や、
創造したり思ったりして、内的に認知した内容を
書き出すことです。
作文は、外的情報と内的認知から成り立っています。
それを「カラオケカスゾ」という見直し言葉で、
過不足なく書かせることで、バランス感覚の良い作文が
書けるようになります。
みなさまも子どもと過ごす夏休み、
表現豊かな作文づくりにチャレンジしてみましょう!
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