2022.08.14
反抗期への接し方
今日は反抗期への接し方についてのお話をさせて頂きたいと思います。
子育てをする中で、皆様がよく抱える悩みがあります。
「小さいころは言うことをよく聞いていたのに」
思春期のお子様を持つお母さまからよく聞くお悩みです。
しかし、今まで黙って聞いていたお子様が、自分の意見を持ち、
主張できるようになったという事で、これは成長の証です。
この時、無理に抑え込むと、「受け入れてもらえなかった」「理解してもらえない」と、
かえって反発を生むものです。
お子様の成長として喜び、以下のことを心がけながら見守ることです。
過度の反抗的な態度は、保護者様の愛情が十分に伝わっていない
サインでもあります。
今一度、愛情を伝えていくとともに、大人としての自覚を促す接し方を
心がけることが大切です。
ではどのように接することが大切かというと、
お子様を「尊敬すべき一人の人間」として見ることです。
保護者様がお子様を信頼して頼りにし、命令語ではなく
依頼語で接するようにすることで、お子様は対等に扱われていることを実感します。
すると、大人としての自覚が育ちます。
上下の関係ではなく、一人の人として敬いながら、大人へと導いてあげましょう。
小学生になり、自分で本が読めるようになると、
読み聞かせをやめてしまわれるご家庭もあると思います。
しかし、読み聞かせは、お子様に愛情を伝える方法としても有効です。
できれば、10歳くらいまで、続け、毎日でなくても、
時々読んであげることをおすすめします。
お互いに愛を感じる温かな時間を過ごすことができます。
また、抱きしめも愛を伝えるのに良い方法です。
お子様は親の愛情を感じることで、自信を持ち行動できるようになります。
中高学年になると、本当は抱きしめて欲しいけれど、
恥ずかしいから我慢しているということもあります。
しっかり抱きしめてあげましょう。
反抗期には、お子様自身もどうしたらよいかわからない問題も生じます。
学校の人間関係の悩みなど、人に相談しにくいことも出てきます。
そんな時は「やまびこ法」でお子様の気持ちを上手に引き出してあげましょう。
「そう、~なのね。どうして~なの?」と発言を繰り返して、
お子様の気持ちを受け入れ、それに一つの質問をプラスして整理してあげることで、
お子様は自分自身で解決策を探すことができます。
お子様が関心のあるものや好きなことに興味を示し、
一緒に楽しむことも大切にしましょう。
その姿を見たお子様は、保護者様が自分に関心を寄せ、
共感してくれていることを感じ、親子の一体感が育まれます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。