1. 中江藤樹に学ぶ子育てとは?

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2021.09.21

中江藤樹に学ぶ子育てとは?

中江藤樹に学ぶ子育てとは?

七田式教育の創始者の七田眞校長は、

様々な人から学び実践してきた方です。

中でも、中江藤樹から大きな影響を受けています。

なぜなら、中江藤樹の生き方は、

七田眞校長が目指す生き方そのものだったからです。

 

本日は、七田眞校長が大いに感銘し、

そして、生き方の手本ともなった中江藤樹についてです。

 

中江藤樹は、真剣に学問を学んだ人でした。

それは知識や資格のためではなく、

真実の自分を把握するためでした。

藤樹は陽明学の祖といわれますが、

彼はまず孟子に学びました。

 

「学ぶことは自ら悟ることだ」

と藤樹は言っています。

学んでも悟りがなければ、

学ばないに等しいというのです。

 

藤樹は『翁問答』という著書で、

子育てについても書いています。

「親はこの願いのままに子育てをしてはいけない。

それは姑息の愛(一時しのぎの愛)と言い、

舐犢の愛(母牛が子牛をなめて可愛がること)ともいう。

姑息の愛は、当初は慈愛に似ているが、

そのうち子どもが気ままに育って、

才もなく、徳もなく、鳥、獣に近く育って、

結局は子に愛を与えず、悪の道に誘うようになる。

子どもにしっかり教育をしないのは、

親不孝の第一で、家を誤るものである。

家を興すのも子なら、家を衰えさせるのも子である」と。

 

藤樹は子育てについてそのように言い、

子どもにしたいようにさせて教育をしないのは、

その家を衰えさせるから、

これは親に対して不幸なことであると説いていました。

 

また、人間として生きるには、

親に対する孝を根本の願いにしなくてはいけないとしていて、

七田眞校長はこの考え方がとても気に入り、

「私が求めていた子育ての原点がここにある!」

と喜びで心が満ち溢れたそうです。

 

藤樹は子育てで大切なのは、

人間として生きる道を教え、

孝徳を明らかにすることが根本としていました。

人間がいくら才芸に秀でていても、

心が清く育っておらず、孝徳のないものは、

結局は一時的に栄華を誇っても、

必ず子孫が絶滅するとしています。

 

七田眞校長は中江藤樹に、

人間としての生き方と子育てのありかた、

その両方を学んでいたんですね。

 

七田式教育は、人としていかに生きるかを学べる教育です。

共に学び、心を磨いていきましょう。

 

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