2021.09.07
基礎概念を身に付けるには(1)
基礎概念とは、次の10の概念を差します。
①色
➁図形
③大小
④数
⑤大小
⑥空間認識
⑦比較
⑧順序
⑨時
⑩お金
これらはすべて、日常生活を送る中で基本となる概念です。
例えば、横断歩道を渡るときには、信号の色で判断しますし、
待ち合わせの約束をするには時間を知らなければなりません。
お買い物をするには、お金の概念を知らないと困りますね。
では、ご家庭で基礎概念を身に付ける方法をお伝えしていきます。
①色 基本三原色から始めて、クレヨンの色などを増やしていきます。
その上でもっと色の感性を豊かにするには、
名画といわれる絵などを見せて色彩感覚を伸ばしていきましょう。
➁形 ○△□の基本図形から色々な形を見せてあげます。
平面図から立体図、そして展開図へと進めます。
③大小 おもちゃ、食べ物をなどの具体物を使って教えてあげます。
するとだんだん「大小」は相対的であることがわかってきます。
④数 まずは1~10までの数唱を言えるようにしてから、
30まで 50まで 100と増やしていきます。
これも生活の中で具体物(ミカンなど)を使い、
数えさせながら数唱と実数を一致させていきます。
そして最後に言った数が全部の数であることを教えます。
数の概念が進んでいくに従って、
逆数・奇数・偶数・計算式や合成分解などを入れていきます。
⑤量 多い・少ない・半分などからはじめて、
グラムやリットルや分数などを教えてあげてください。
「教える」となると身構えてしまいがちですが、
基礎概念は生活環境の中に取り入れると効果的です。
例えばスーパーに買い物に行ったときに
野菜や果物の数を数えてもらう(数)。
大きさを比べる(大小・比較)などです。
無理なく楽しく身に付けていきましょう。
次回は、残りの5つの基礎概念についてお伝えします。
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