2021.09.02
学習は"真似る"から始まる!
"学ぶ"という言葉の語源は
"まねぶ"="まねる"です。
学習の第一歩は、
まず真似ることから入るのです。
これは、私たちの祖先の誰かが見つけ出した、
知恵を真似ることによって、
さらに知恵をつけてきたところにあります。
たとえは、火をおこすとか、
狩りの道具を作るとか、
作物を作るなど、
他人の知恵を真似ることで、
人類は飛躍的な進歩をしてきました。
また、何かの道を究めようとするときには、
「守・破・離」
という3つの段階をたどります。
まず、教えてくれる師のやり方を真似て、守ります。
その後、破の段階で、少しずつ改良を加えます。
最後には、師から離れて自分のやり方を確立します。
ここで言う"守"が"真似る"なのです。
さらに、NLP(神経言語プログラミング)のテクニックの中に、
"ミラーリング"という手法があります。
これは、相手の動作やしぐさを真似ることで、
親近感が湧き、信頼関係を築きやすくなるという考え方です。
人は、自分と似たものに惹かれます。
これは右脳的な感覚です。
つながることで、自分の存在が確認されて安心するのです。
だから人は、無意識に真似をしようとします。
人間の脳には、"ミラーニューロン"
と言われる神経細胞のネットワークがあります。
これは、他者がやっている行為を
自分の脳内で同じように再現するかのように、
他者と同じ脳の部位が活動するところから
名付けられました。
まさに、脳内にある"鏡"です。
ミラーニューロンは、技能を習得するときや、
他人の行動を理解するときに、重要な役割を果たします。
このミラーニューロンの存在からも、
人間の成長に、真似ることがいかに重要かがわかります。
だから、子どもは真似ることが大好きなのです。
真似ることから、
いろいろなことを学び、
成長していくのです。
だからこそ、私たち大人は、
子どもたちに真似されて恥ずかしくない行動を
心がけなくてはいけません。
「子は親の鏡」とも言います。
だから"教育"は、
鏡のように自らを映し出す
"鏡育"でもあるのです。
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