2021.06.29
【子どもの見方6つのポイントについて】2⃣
本日は、昨日の続き「子どもの見方6つのポイント」の後半です。
四、比較しない
他の子どもや兄弟姉妹と比較はしないようにしましょう。
子どもそれぞれの成長スピード、得手/不得手には個人差があり、
他者と比較しても意味がありません。
そのような差を、それぞれの個性・特性として捉え、
一人一人の長所に目を向けてみてください。
もし比較するのであれば、
「過去の自分」と比較するのがベストです。
「昨日よりもここが上手になってるね」
「この前出来なかったところが出来ているね」
というように、過去のその子比べて成長している事を認めて、
伝えてあげましょう。
五、学力中心で育てない
勉強ができる事、学力が良い事は喜ばしい事で
褒められるべき点ではあるが、
学力だけ磨いても、一人の人間としては足りない部分があります。
学力だけを身に付けたのでは、
七田式が目指す「高き能力・強き心・深き人間力」
を持った人物像とは言えないでしょう。
六、そのまま100点と見ることを学ぶ
前述の通り、
「完全な姿を100点とし、出来なかった部分や苦手な所を
差し引いて(マイナスとして)子どもを見る」
減点方式の教育は望ましくありません。
子どもはそのままの姿で100点であると
私たち七田式教育はお伝えをしています。
朝起きたら+1点、
着替えられたら+1点というように、
加点方式の教育を心掛ける事が大切です。
そして日々の生活と同じように、
カードを集中して見れたら、
俳句や円周率の記憶が出来たら、
心から褒めてあげる。
褒められる事で子どもの自己肯定感は高まり、
やる気や集中力の持続につながります。
これは七田式の取り組みだけでなく、
普段の生活にも同じ事が言えますよね。
子どもの出来ない所を指摘しマイナスを見つけるのではなく、
その子の得意な所・長所に目を向けて、
プラスをたくさん見つける事が上手な子育てのポイントです。
そのままの姿で100点と見る姿勢は、
子どもだけでなく親も成長させてくれることでしょう。
また、レッスン中や家庭で取り組む時の合言葉として
「嬉しい」「楽しい」「ありがとう」
という3つのキーワードを大切にしてください。
これらは子どものやる気を引き出すだけでなく、
子どもの成長を見守る保護者の幸福感を高める効果があります。
このような点に気をつけて、子ども達と接する事が大切です。
前回お伝えした3つと今回ご紹介した3つを並べると、
一、短所を見ない
二、今の姿を出来上がった姿とみない、過程とみること
三、完全主義はダメ
四、比較しない
五、学力中心で育てない
六、そのまま100点と見ることを学ぶ
となります。
その頭文字をとって、
「タカカヒガソ」と覚えます。
ぜひ日々の子育ての中に取り入れ、
そして実践してみてください。
子どもは素直に、すくすくと成長していくことと思います。
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