1. 「お片づけを一緒に楽しみましょう」

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2021.05.12

「お片づけを一緒に楽しみましょう」

「お片づけを一緒に楽しみましょう」

本日は「お片づけ」をテーマにお話ししていきます。

 

お子さんは上手にお片づけが出来ていますか?

物を片づける習慣は、小さなころに身につけておく必要があります。

大きくなってからでは、身につかないからです。

片づけ上手な子どもに育てる秘訣は、まず親が片づけるのを手伝わせることです。

「○○ちゃん、本棚の片づけをちょっと手伝って」

などと頼んで手伝ってもらい、終わったらしっかりほめましょう。

 

親を手伝い、ほめてもらうというのは、

子どもにはとても嬉しいことです。

いつもそうやって親の手伝いをさせていると、

知らず知らずに片づけのしかたを覚え、

それがやがて自分のことにつながって片づけが上手になります。

ところが、親が見本を示すことなく、

「片づけなさい」「片づけなさい」

と言うばかりだと、子どもはすべて拒否する態度を

とるようになります。

子どもはほめたことしか身につかないのです。

 

「大きい順に並べるとかっこよくなるね」

「ここにそれを入れれば、色が揃ってきれいだね」

などと子どもに声をかけながら、片づけのポイントを教えましょう。

そして、一緒に片づけをし、自分にもできたという達成感を

もたせることが大切です。

「○○ちゃんが一緒に片づけをしてくれたおかげで、こんなにきれいに並んだよ」

「すごく早く終わって助かった」

とほめることが大事です。

また、一度に全部片づけさせようと欲ばるのではなく、

「今週はここができるようになった」

というように、ひとつずつできることを増やしていきましょう。

そして「助けてくれてありがとう。きれいになったね」

と言っていつもきれいにしていたならば、

それが習慣となって、子どもに身についていくのです。

 

せっせと親の手伝いをさせていると、子どもは自立します。

いきなり「自分のことは自分でやりなさい」

と言ってもなかなかできるようにはなりません。

親が何も手伝わず子どものやることを監視していてもだめです。

かえってやる気をなくします。

 

お片づけにプラスして、習慣づけていただきたいことがあります。

それは、玄関で靴を脱いだら、そろえるです。

靴をきちんとそろえることで何が育つのでしょうか?

じつは自分のしたことを振りかえって、

責任のある行動がとれるような子どもに育つのです。

「あの子に任せておけば大丈夫。とても責任感がある子だから」

と言われるようになります。

親が見本を見せるのはもちろんですが、

靴をきれいに揃えたら、シールを貼るといった工夫をするのもよいと思います。

「よくできたね、手伝ってくれてありがとう」

など、愛情を示す言葉がけを忘れないでください。

 

親子で一緒にお片づけを楽しみましょう。

お片づけは自立の一歩です。

 

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