2021.05.11
健康について
本日は、健康についてのお話しです。
皆さんは自分の今の健康状態について、
どう思っているでしょうか。
このような質問をすると、
年齢に関係なく、75%の人が
”ふつう”程度には健康だと答えています。
けがや病気で通院している人の割合が
65歳以上では多いにも関わらず、
どの年齢でも健康と思う割合が同じくらいという訳です。
ということは、病気やけがだけが 健康の判断材料ではない、ということです。
では、なにをもって健康だとするかです。
体が健康か・おいしく飲食できるか・体が丈夫か・
不安や悩みがないか・生きがいを感じられるか ・
人間関係がうまくいっているか・他人を愛することができるか・
このように、健康感を判断する材料はたくさんあります。
したがって、”健康とは”身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり、
単に病気がないとか、虚弱でないということではないのです。
身体的、精神的、社会的に十分調和がとれた状態が大切だということです。
完全では無いにしろ、この3つが揃っていないと健康とは言えない、
ということでしょう。
3つのうち、一つでも欠けてはいけない。
つまり”健康とは” 病気の有無ではなく、
肉体的・精神的・かつ社会的にも、
満たされた状態にある事を言うのです。
実際、身体と精神と社会は、相互につながっています。
例えば、人間関係のストレスは、疾病を作り出し、
また、悪循環を生み出します。
身体に変化があれば、心理的な変化が生じ、
またもや人間関係に影響します。
人が生きていくのに、誰もが、もがき、考える大きなテーマ、
心理学的には、6つに整理されています。
・自己受容 :自分に対してポジティブな態度をもつこと。
・他者とのポジティブな関係 :他社と信頼できる関係を持つこと
・自律性 :自己決定が出来自立している。
・環境制御力 :自分の周りに対応する能力と達成感があること
・人生における目的 :人生の目的と方向性が持てている感覚があること
・人格的政調 :成長しづづけている感覚がある事
人生の目的や意義は、個人内部にとどまる物ではなく、
自己と他者・個人と社会・個人と環境の間の相互関係の良好さをも
含んだものとなっています。
このように、個人の生活、経験、価値観などが重視されます。
今や、多くの人が健康リスクや慢性疾患を抱え、
地球温暖化大気汚染などのグローバルな環境リスク、
地震・水害など予期せぬ災害もあります。
このような中では、一人一人が困難な中で生き抜く力が求められます。
人は、決して生まれながらに強いわけではありません。
つらい経験から学び、出会い、他者との助け合いから強くなるのです。
ストレスを糧に人間が潜在的に持っている力を伸ばすことができます。
こう考えると、健康とは、人が人らしく生きていくための
”ちから”=資源なのではないでしょうか。
価値観を共有でき、強い心理的ストレスにうまく対処し、
他者を通じて自分を表現できる。
これこそが、己の”健康”と共に、
”健康な社会”を作る事に繋がるのではないでしょうか。
健康について見直してみましょう。
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