2021.02.28
復習が学力を伸ばす秘訣
今日は学力を伸ばすために大切な「復習」についてお話させていただきます。
学習能力を高めるためには、お子様が低年齢のうちから、
学んだことを完全に自分のものにできるように、より効果的な働きかけを知り、
学習習慣を改めるきっかけにしていただけたらと思います。
これから、春休みを迎えます。
学校で習った内容が押さえられているかどうかの確認を
保護者様はする必要があります。
特に、お子様が低学年の学習内容は、その後の学習において、基礎になることを、
体系的に学ぶカリキュラムになっています。
漢字や計算などでつまずいてしまうと、その先も連鎖的に
つまずきやすくなってしまうという傾向があります。
ご家庭では学習を完全にしたうえで、先に進めて頂きたいと思います。
保護者様が最も把握すべきことは、お子様がどういったところを苦手としているか、
ということです。
そして苦手があるようであれば、早いうちに克服する手助けをすることが大切です。
その際、わり算が苦手であれば、そこだけを突き詰めて、その部分だけを
完璧にするということで済ませるのではなく、「算数」という科目自体や
計算やひっ算といったジャンル全体への興味・関心を高めることを意識して、
働きかけてあげることが重要です。
能力を高めるためにはまずは「繰り返し」が効果的です。
子どもは小学生になると、脳の仕組みはほぼ大人と同じように成長を遂げているので、
学習したことは復習をしないとなかなか定着は見込めません。
幼児期であれば、比較的少ない入力でも記憶が定着するのですが、
それでも繰り返しは必要です。
それが、小学生になると、何度も書く、口に出して言うといった取り組みが
必須になってきます。
繰り返しによる記憶を突き詰めていくことで、「完全記憶」にたどりつくからです。
この「完全記憶」とは一生忘れない記憶のことです。
日本人の多くの方は、「かけ算九九」は完全記憶になっていると思います。
小学生のときに徹底的に記憶をします。
義務教育の間は活用し続けるので、それだけの間で、かけ算九九を使うことで
完全記憶として定着しているのです。
復習は、お子様のモチベーションを維持するために大切です。
学習のモチベーションをどのように持たせて、どのようにのせていくかということは、
保護者様の手腕の見せどころです。
「将来何になりたいの?」と聞いて、「サッカー選手になりたい」
という答えであれば「将来は英語の勉強をしておいた方がいいね」
といった働きかけが大切です。
お子様のモチベーションをあげていきながら、能力を高めて頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。