2021.02.21
スキンシップの大切さ
今日はスキンシップの大切さについてお話させていただきます。
お子様は保護者様の愛情を感じることで、健やかな心を育てていきます。
スキンシップは、その最も効果的な方法です。
たくさんのスキンシップを心がけて頂きたいと思います。
子育てにおいて大切なことは、「愛情の伝え方」です。
保護者様からの愛情を十分に伝え、親子の一体感を育むことです。
七田式教育で最も大切にしているお子様への愛情の伝え方は、3つあります。
「スキンシップをとる」「お子様の話をきちんと聞く」「絵本の読み聞かせ」です。
その中でも、スキンシップは一番ダイレクトに愛情を伝えることができる方法です。
人間の脳は、脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質の三層からなり、
脳幹が脳の最深部にあります。
脳幹は心臓や内臓、呼吸を司るなど、生命の管理、調整をしている、
生物に共通の脳です。
この脳幹と皮膚は、受精卵が細胞分裂を繰り返す中で、
同じ外胚葉という部分から形成されます。
ですから、スキンシップを取ることで、保護者様の愛情を皮膚から直接、
脳の根幹に伝えることができ、体中に浸透していきます。
これは人間に限ったことではありません。
犬や猫を撫でてあげると気持ちよさそうにしたり、
ゴロゴロと鳴いたり身体をすり寄せたりします。
皮膚を通し愛情が伝わっている証拠だからです。
お子様が健やかに育つには、皮膚からの愛情伝達がとても大切です。
赤ちゃんのときから、抱っこをたくさんしてあげましょう。
「抱き癖がつくから、あまり抱っこをしないほうがいい」という考え方は、
正しいものではありません。
きちんと抱きしめることをしないと、親の愛情が十分に伝わらず、
お子様の心は不安定になり、困った行動に出る原因にもなります。
しっかり、抱っこをしてもらったお子様は、保護者さまからの愛を受け止め、
心穏やかにスクスク育っていきます。
抱っこ以外にも、お子様と手をつなぐこと、頭を撫でること、顔をくっつけるなど、
日頃からたくさんスキンシップを心がけていきましょう。
また、皮膚は愛情の座とも言われています。
マッサージもおすすめです。
マッサージをすることで、皮膚刺激で愛情が伝わるだけでなく、
脳や身体の発達も促すことができます。
「〇〇ちゃんが大好きよ」など、お子様に優しく語りかけながら、
ゆったりとした気持ちで足・おなか・胸・指・頭・背中など
全身をマッサージしてあげましょう。
ベビーオイルなどを使用すると、保護者様の手とお子様の肌の密着度が、
さらに高まるので、より効果的です。
お子様が小さいときは常に抱きしめたり、マッサージをするなどのスキンシップが、
とりやすいのですが、お子様が成長するにつれ、親も子も恥ずかしいという
感情が生まれ、それを表現しなくなります。
大きくなってもスキンシップを取り、愛情を言葉に出して伝えて頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。