2021.01.05
子どものしつけ〈おまけ編part2〉
本日は、昨日に続いて子どものしつけ〈おまけ編〉のpart2を
お話しいたします。
皆さんは、立腰教育というのをご存知でしょうか。
教育者、哲学者でもあった故森信三先生が提唱していた教育です。
森信三先生曰く、
『常に腰骨をシャンと立てること-これ人間の根性の入る極秘伝なり』
身体の姿勢を正すことで、心の姿勢も整い、人間性も高まるということ。
昨今、子どもの姿勢の悪さがとても目につきます。
猫背であったり、肘をついて座っていたり、足を組んだり…
今の時代、驚くことに小学生で整体に通う子どもがいる、
というのもなんら珍しくないようです。
そして、森信三先生は、【しつけの3原則】というのも提唱していました。
その3原則とは、
1.挨拶
2.返事
3.履き物を揃える
一見、誰でもできそうで、誰しもができているでしょう、
と思われるかもしれません。
でも、ほとんどの子どもたちが、あるいは大人でもたいていの方が、
できていないことが多いです。
1.挨拶ですが、大きな声で明るく元気よくというのは、基本です。
ですが、挨拶は自分からするもの。
そしてできれば、相手の名前を言うことで、きちんとした挨拶ができます。
また、目上の人への挨拶は、「です。ます。」が言えるようにしましょう。
「〇〇さん、おはようございます。」
「〇〇くん、ありがとうございます。」
2.返事、これは気を付けていないとできません。
呼ばれたときに、「ハイ」と気持ちよく返事できるよう育てていきましょう。
返事がどうして大事なのかと言うと、それは〈我〉を消すことができるからです。
つい、手が離せない、忙しいと、呼ばれても、生返事、空返事だったりすること、
意外にあると思います。
この時の心理は、
「今、いいところなのに…」
「忙しいから、あとにしてくれないかな…」
「なんで今呼ぶかなあ…」
という、自分の我欲を打ち消すことができます。
これは、挨拶も同じです。自分から声をかけることで、
「今日はいいや」
「自分だけはいいや」
という〈我〉をなくし、人を思いやれる心を育てます。
3.履き物を揃える、席を立つ時はイスをきちんと机にしまう、
靴を脱いだら脱ぎっぱなし、イスは適当に引いたまま放置、
ではなく、きちんと片づけることができるようにしましょう。
片づけるということは、後始末をきちんとすること。
使ったものを元に戻す、それは、次に使う人が困らないようにすること。
人のために何かする、人の役に立つ、利他の心を育てます。
いかがでしょうか。
意外と大人でも、できていないこと、ありますよね。
そして、これらのしつけは、子どもにだけ言ってやらせようとしても、
絶対にできません。
親御さんが手本となって、子どもにしてみせることがとても大切です。
日頃から行っていなければ、身につかないもの。
ぜひ、ご家庭で【しつけの3原則】を実践してみてください。
最後に、〈しつけ〉は漢字表記にすると〈躾〉と書きます。
〈躾〉=身体が美しい
つまり、正しい姿勢でいること、
すなわち、心の姿勢にも繋がるということ。
立ち姿焼き座っている時の姿勢も気をつけましょう。
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