2020.12.01
子どもの「やる気」を育てるには秘訣とは?
子育てをしていると、お子さんに対しての悩みを
抱えていらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思います。
その中で、「子どもの成績が思ったように伸びない。」
とお悩みの方も多く見受けられます。
そこで今日は、「お子さんの成績をあげる」ことに関しての
お話しをさせていただきます。
これまで、お子さんの成績を上げるために、
ご自身がどのようなことをされてきたかを振り返ってみましょう。
「成績を上げる」ためにやることといったら・・・
・問題集を解かせるなど勉強させる。
・塾等に通わせる。
などでしょうか。
勉強をして、習得させることで本当に成績は上がるのでしょうか。
実はそれでは不十分なのです。
もう一つ「子どものやる気」が加わることが大事です。
昔から、「心」「技」「体」という言葉があります。
毎日の練習は積んできた。
技術は向上している。
体力も問題ない。
そしてここで重要なのは、「心」です。
「さあ、試合で勝つぞ!」と思って臨んだところ、
ちょっとした失敗がきっかけで次のプレーがガタガタになるなど、
精神状態によって、そのプレー結果が左右されることはあることですね。
毎日の練習で築き上げた「技術」「体力」を
いつも通り発揮出来ることが重要です。
海外のトップアスリートや世界に通用する日本人選手は
理想的な心理状態を意識してトレーニングを積んでいるといいます。
これは、スポーツ以外の健康、ビジネス、音楽、芸能、教育など
幅広い分野にも当てはまることです。
成績を上げるとしたなら、成績に関わる内容と、
「やる気」の両方がうまく回ることが必用なのです。
では、お子さんの「やる気」を引き出すために何をしていけばいいのでしょう。
そもそも「やる気」とはどこから生まれてくるものなのでしょうか。
それは「好奇心」です。
知りたい・見たい・やってみたい と思う「好奇心」が「やる気」の原点です。
もともと子どもは好奇心の塊です。
でも、いつとはなしに気がついたら、成長するにしたがって、
好奇心をなくしていってしまう。なぜでしょう。
原因の一つは「成功感」を満足に得ることができていないからです。
成功感とは、うまく出来たという実感です。
このうまく出来たという実感を繰り返していくと、
好奇心が生まれ、行動を起こし、その結果が満足のいくものであれば、
その好奇心はますます広がっていきます。
子どもの心にプラスのサイクルを生むことが出来るのです。
「好奇心」と「成功感」がうまくまわっていくと、
自信がつき、やる気が持続していきます。
この成功感を得るためには、保護者の方の役割がとても重要になります。
それは、子どもが何かに成功したら、
そのために努力をした過程を具体的にほめることです。
ただ単にほめるのではなく、どんな努力をしたかを言葉にします。
成功するためにこの子はどうがんばったのか。
この、子どもの行動を共感して、ほめるテクニックを
身に付けることが重要です。
たとえば・・・
①上のお子さんと比べ、「お兄ちゃんは安心なのに、それに比べてあなたは・・・」
②良かった科目をほめず、「社会がこんなに悪い点数で、これで合格できると
思っているの・・・」
このように、良かった教科をほめずに努力をしたことをほめない。
出来なかった教科を注意する。兄弟とくらべる。
これでは、「やる気」がでるはずありません。
この些細な言葉が、子どもの好奇心を失わせ、
子どものやる気を壊してしまうのです。
人には「承認欲求」というものがあります。
自分が有能であることを認めてもらいたいと思っています。
大人だって、家族や友人、職場の上司に、褒められたり認められる
とうれしくなりますね。
子どもも同じく褒められることを望んでいるのです。
子どもに目をむけ、耳をかたむけ、お子様が努力したことを
共感しほめること。
すると、子どもは承認欲求が満たされ、その結果小さな自信が芽生えます。
その自信がやる気の基となり、成績アップにつながっていくのです。
また、ほめるポイントは勉強だけに偏らず、
家事や手伝い・習い事や学校の行事や趣味など幅を広げてください。
保護者の方が勉強以外のところにも関心を持ち、
上手に出来たときにほめてあげることで、
結果的には勉強へのやる気につながります。
好奇心を生みやすい心理状態を、ほめることで促進するのです。
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