2020.11.11
子どもの未来を描きましょう!
「一年先を見る者は花を植え、
十年先を見る者は木を植え、
百年先を見る者だけが人をつくる」
これは日本の故事にある言葉です。
目先のことだけ見るのではなく、
未来を思い描き、そのために今何をするのか、
ということですね。
この言葉、もともとは中国の「管子」と書物からきているようです。
一年の計は穀を樹(う)うるに如くはなし。
十年の計は木を樹うるに如くはなし。
終身の計は人を樹うるに如くはなし。
《昔、中国の国王が森で一人の老人に会いました。
老人は息をきらせながら松の苗木を植えています。
王は「この松はいずれ立派な材木となるだろうけども、
それではおじいさんの生きている間に使えませんね。」
と申しました。
これを聞いた老人は松を植えるのを止めて、
王の顔をじっとみつめながら
「木は植えてから100年後にこれを用いて役立てるものである。
自分が生きている間に用いられないから無駄ではないかという王様は、
とても国を治める方の言葉とは思えない。
こんなことで国を納められますか」
さらに
「私は年老い、先の短い身でありますけれども、
子孫のために木を植えているのです。」
と言いました。
すると王は自分が間違っていたと気がつき、
その老人に食事をさせてねぎらいました。》
吉田松陰が松下村塾で教科書として使っていた書物の一節でもあるようです。
子育ても本質的には同じです。
近い目標も大切ですが、子どもが大きくなって大人なったときの姿を
見据えて子育てをしていきましょう。
一つの区切りとして、子どもが25歳になった頃、
毎日楽しく、輝いている、幸せに溢れている姿を思い描きましょう。
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