2020.11.01
子育ての理想とギャップ
子育てをしていく中で、保護者様は常に悩んでいることと思います。
私自身も日々悩みを抱えていました。
悩みの原因は「理想と現実のギャップ」にあるのではないでしょうか。
それが生じる原因は、他人との比較にあります。
一生懸命子育てをすることは大切なことですが、お子様に対しても、
親である自分に対しても、そのままを受け止め、
リラックスして子育てをすることが大切です。
今では、数多くの育児雑誌が発行され、多くの情報が発信されています。
その一方で、核家族化が進み、身近にアドバイスをしてくれる年長者が
減少していることが現代の世の中です。
初めて子育てをする多くの方は、「この子育てで良いのだろうか」
「間違えていないのだろうか」と悩みながら子育てをしていることが現実です。
子育ての想いや目標が大きければ大きいほど、
「理想と現実とのギャップ」に悩むことになります。
それは、「我が子への理想と現実のギャップ」であったり、
「親としての自分の姿の理想と現実のギャップ」であったりします。
わが子にこう育ってほしい、という思いが強ければ強いほど、
「期待感と現実のギャップ」に悩むことが多いのです。
レッスンでの取り組みを熱心に取り組まれているご家庭ほど、
なかなか結果が見えないことに苛立ちや、焦りを持つこともあるのではと思います。
同年代の年齢のお子様と我が子を比べ、遅れている面ばかりに目が行ってしまい、
同じ取り組みをしているのに、成果に差があることに落胆したりするのです。
大切なことは、感情ではなく、事実に目を向けることです。
よそのお子様と比較して、あれができない、これができないと、落ち込むことほど、
無意味なことはありません。
人間はそれぞれ違った環境で成長します。
マイナス面ばかり目を向けるのではなく、保護者様の考え方を変えることが大切です。
お子様の欠点が気になった時は、「気に入らない」という「感情」の部分に
目を向けるのではなく、「事実」に目を向けることです。
事実だけを受け止めて、「我が子は〇〇なんだ」ということを「認識」するようにすれば、
一歩引いて冷静にお子様を見ることができます。
お子様の長所と短所はコインの表裏です。
「動作が遅い」のは「何事も丁寧なんだ」、「短気でない」と
考え方を変えればよいのです。
お子様の特徴を、保護者様の感情で捉えるのではなく、
どうしたらお子様の心を動かすことができるのかを、冷静に
分析することができるようになりましょう。
「好き・嫌い」で判断するのではなく、「こういうものだ」と
捉えるようにすることが大切です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。