2020.10.08
すべては ”真似る” から始まる
子どもは、真似ることが大好きですね。
子どもが、真似をする姿は、とても愛らしく、
周りにいる人たちを笑顔にしてくれます。
“学ぶ”という言葉の語源は、”まねぶ”=”まねる”です。
学習の第一歩は、まず真似ることから始まります。
子どもは、真似ることで、いろいろなことを学び、成長していくのです。
人間の脳には、”ミラーニューロン”という神経細胞ネットワークがあります。
これは、他者がやっている行為を、自分の脳内で再現するかのように、
他者と同じ脳の部位が活動することから、名づけられました。
まさに、脳内にある”鏡”ですね!
ミラーニューロンは、技能を習得するときや、他人の行動を理解するときに、
重要な役割を果たします。
このミラーニューロンの存在からも、人間の成長に、子どもの成長に、
真似ることがいかに重要かがわかります。
人は、自分と似たものに惹かれますが、これは、右脳的な感覚です。
つながることで、自分の存在が確認されて安心するのです。
だから人は、無意識に真似をしようとするのですね。
ミラーニューロンを上手く活用して、子育てしましょう!
乳幼児期の子どもは、お母さんの影響を大きく受けます。
お母さんのことが大好きで、お母さんのことばかり見ていますから、
当然なのかもしれません。
子どもは、お母さんの言葉よりも、表情や行動を感じとっているようです。
だからこそ、お母さんは、笑顔を心がけましょう。
お母さんの笑顔が何より大切です。
お母さんの笑顔で、子どもの自己肯定感を高めることができます。
また、人間として生きていく上で、いちばん大切な「徳」に生きることを、
ぜひ、子どもに伝えましょう。徳とは、人を思いやって行動することです。
徳性とは、心の明るさ、清さ、人を愛する、助ける、人に尽くす、
恩を知る、恩に報いる、正直、勇気、忍耐、謙虚といった、
豊かな心の働きをいいます。
これらは、人間の本質的要素です。
まず、親が徳を行い、自分を磨いていくことで、
子どもも正しい道を行くことができます。
「子は親の鏡」とも言います。
”教育”は、鏡のように自らを映し出す“鏡育”でもあるのです。
子育ては、育てる子どものためである反面、育てる側の親の成長も重要です。
人は、人を育てることにより、自らも成長していく生き物なのです。
真の教育とは、教える側、教わる側の両方が成長するものです。
子育ては、親自らが成長するための絶好の機会ですから、
ぜひ、子育てを楽しんでください。
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