2020.06.08
父親の「存在感」の伝え方
子どもにとって父親の存在は大きいものです。
母親とは異なる視点での何気ない一言や接し方は、
子どもの生き方を幅のあるものにしてくれます。
今回の新型コロナウイルスによって、テレワークや時差出勤などで
いつもより子どもと触れ合えたお父さんは多かったと思います。
このまま働き方も変わり、それが当たり前になっていけたらよいのですが、
ただ、通常は多くの父親が忙しく子どもと十分に接することが難しい
というのがが現状ではないでしょうか。
希薄になりがちな父親の「存在感」を子どもの中に育てるためには
母親のちょっとした言葉かけがカギとなります。
「お父さんは、あなたたちのために毎日会社で頑張ってくれているのよ。
帰ってきたら『ありがとう』って言おうね。」
「お父さんは、あなたたちのことをいつも想っているのよ。」
と、父親の心がいつも子どもたちのところにあることを伝えるのです。
日ごろから、母親が父親へ感謝や信頼の姿で接していれば、
子どもの中にも自然と感謝や信頼の心が育ちます。
また、母親が普段の子どもの様子を父親に伝えることも大切です。
「今日お母さんが忙しいからゴミ出しをしてくれたんだってね。
お母さん喜んでたよ。手伝ってくれてありがとう。」
など、父親が具体的に聞いたことをほめてあげると良いでしょう。
直接、伝えることも大切ですが、第三者からそういった話を聴くと、
より、子どもは嬉しさ感じ、自分がいないところでもほめてくれた、
離れていても自分を見ていてくれる、自己肯定へとつながっていきます。
そして、母親から聞いたことを父親が伝えることで、
父親もきちんと自分に関心をもっていてくれることがわかり、
親への信頼感が高まります。
お母さんの役目は重要ですが、同時にお父さんは子どもと接するとき
「短くても濃いもの」にするようにしましょう。
例えば、
「おはよう。」「ただいま。」
などのあいさつでも、親の子どもへの愛情は伝えられるのです。
お父さんは、きちんと子どもの目を見て言っているでしょうか?!
新聞やテレビを見ながら、なんとなく言葉をかけていませんか?!
人として当たり前の
「きちんと相手の目を見て話す」
ということを大切にしてください。
日ごろのちょっとした態度や言葉かけが、
心がつながった幸せな家庭を築く礎となります。
父親の「存在感」を上手に子どもに伝え、
心がしっかりつながっている温かい家庭を築いていきましょう!
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