2020.05.17
目に見えないものを大切にしていますか
今日は見えないものの大切さについて、お話させていただきます。
私たち人間が何より大切にしなくてはいけないのは、
「気持ち」や「心」といった目には見えないものです。
しかし、子育てでは目に見えるものに気持ちが向いてしまいます。
目に見えるものとは、「お子様の今の姿」や「取り組みの成果」などです。
そればかりに目が向いてしまい、お子様の姿が、保護者様の望む姿と違うときに
イライラしたり、とげのある言葉を発したりしてしまうのです。
この時一番大切なことは、お子様の気持ちであるということを常に覚えておいてください。
ひとつ一つの取り組みに対して、お子様が楽しんでいるかどうかを重視しましょう。
お子様の気持ちはよくお子様を観察すると、表情に出ています。
カードを見ている時、集中して見ているようであれば楽しんでいるということです。
逆にそっぽを向いていたり、カードに触りたがる時は、
別のことに興味があるということなのです。
目に見えない部分でも保護者様が見極めようとして、
お子様を観察すると見えてくるものがあるものです。
また、ほめることも大切です。
どのようにほめると良いでしょうか?
それは「具体的にほめる」ということです。
お子様が動く原動力は「自分は保護者様に認められている、受け入れられている」と
感じることです。
保護者様が家族のために頑張ろうと思えるのは、
何よりも家族の為だからではないでしょうか。
日常生活の中でも常に大切にしていただきたいのは、
きちんと感謝の言葉を声に出すということです。
「お母さんの作ってくれるご飯はおいしいね」、「お母さんありがとう」
また「お父さんがお仕事を家族のために頑張ってくれているから
おいしいご飯が食べられるね」などです。
なかなか言葉に出すことは難しいものですが、
このような言葉をかけられることで人間は次も頑張ろうという気持ちになるものです。
お子様も同じです。
小学生が計算が得意なのは当たり前ではありません。
また、幼児のお子様がひらがなが書けるのは当たり前ではありません。
できるようになるまでに常に努力をしているからなのです。
保護者様はきちんと、目に見えていない努力にも心を向け、ほめることが大切です。
ほめる言葉もただ「すごいね」「えらいね」「よくできたね」ではなく、
「毎日ひらがな頑張ったからできるようになったね」など、
具体的にほめることが大切です。
今は小学校にも行けず、外で遊ぶこともできず保護者様もお子様も
つらい時期だとは思います。
しかし一緒に過ごせる時間はほんの一瞬です。
お子様を観察してみましょう。
見方を変えると子育ては楽しくなります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。