2020.05.16
「今の姿を出来上がった姿と見ない」
七田式では心の子育てに重要なこととして、
「こどもの見方6つのポイント」
を保護者様にお伝えしています。
今回はその中の一つ、
「今の姿を出来上がった姿と見ない、過程と見ること」
についてお話します。
今、お子様がどんな困った状況であったとしても、
人間は自己変革する可能性を持っていることを信じてください。
2、3日で変わらなくても、1週間、2週間と待ち続けてください。
お子様はきっと変わります。
子育てで大切なことは、お子様にお子様自身の
良いイメージを与えることです。
そうすると、お子様の精気がよみがえり目が輝いてきます。
周りと協調出来るようになります。
例えば、親にいつも怒られて抑圧されていると協調できず、
みんなの中にとけこめないのです。
お子様をほめる教育に変え、子どもを認め、ほめ、愛して、
子どもの本性に光を当てると確実に変わっていきます。
ほめられた子は、親が好きになり、親を守ろうとします。
親の言うことを素直に聞き、すすんで手伝いをしたがるようになります。
自分に対してよいイメージを持つようになるので、
学習もうまくいくようになります。
お子様が今どんな姿であっても、
もう出来上がった姿だと決して思わないようにしましょう。
子どもは一節一節姿を変えて成熟していくものです。
ちょうど蝶が卵から青虫になり、さなぎになり、さなぎから蝶になるように。
その途中の姿が蝶とは見えないように、
子どもの今の姿も成熟の途中の姿と見ればいいのです。
例えば、子どもには赤ちゃんの時代に人見知りの時期があります。
なんでも「いや」という天邪鬼の時代があります。
2歳前後はかんしゃくの時代です。
これをこの時期の姿だと温かく見守り、
成熟を待ってあげるという気持ちで、
大らかに接してあげるといいのです。
2歳くらいのお子様のお母様からこんな相談を受けることがあります。
「パズルが苦手のようでうまく入らないと怒って止めてしまいます」
ところが半年もすると、上手にできるようになっていて、
自分の気落ちも十分伝えられるようになると欲求不満も消え、
噓のように穏やかな子どもに変わっているということがよくあります。
このように、今の困った姿は、成熟のための途中の姿だと思うようにしましょう。
親がやさしくバックアップしてくだされば、きっとよくなります。
反対に厳しくとがめると、子どもの姿がゆがみます。
「子どもをたたいたりしたことはないのに、
どこで覚えたのか私をたたくようになりました」というケースあります。
このような場合、お子様の行動がいちいちとがめられるので、
それが不満でたたくという行為になって表れていることも考えられます。
親の言葉と態度が子どもに対して厳しくなっていないか、
子どもの感情に不快なものとして映っていないかを振り返っていただけると、
お子様の姿が変わっていくきっかけとなることがあります。
ぜひ、今の姿を受け入れ、成長を楽しみましょう!
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