1. イメージトレーニングで右脳記憶を開く①

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2020.04.22

イメージトレーニングで右脳記憶を開く①

イメージトレーニングで右脳記憶を開く①

右脳記憶とはなにかご存知ですか。

右脳記憶とは、何かを思い出そうとすると、

頭の中に映像で記憶が出てくる能力のことです。

右脳記憶を育てる方法にはいろいろありますが、

今日はそのうちの一つ「イメージトレーニング」についてお話していきます。

イメージは、右脳に働く基本的な力です。

イメージトレーニングを通して、イメージを自由に使いこなせるようになることで、

右脳のさまざまな力を自由に使うことができるようになります。

 

イメージトレーニングを実際に行っていただくうえでのポイントは、

周りの大人が「本当に見えているの?」と子どもを疑ったり、

「ありえない」と思いながら取り組まないことです。

子どもの心もそれに反応してイメージの世界が閉じてしまいます。

また、イメージトレーニングを始める前には

お部屋を片付け、お子さんを抱きしめたり、

手を繋いだりしてスキンシップをはかってください。

お子さんが落ち着き、集中しやすくなります。

 

それでは始めていきましょう。

①目を閉じて、心を落ち着かせます。

➁「丹田呼吸」と呼ばれる、深くゆったりとした呼吸を行います。

※まず、口からゆっくりと細く長く息を吐きます。

吐ききったら、今度は鼻からゆっくりと息を吸います。

吐くときは、体の中の悪いものが全部出ていくイメージをしながら、

おなかがへこむまで息を吐きだします。

吸うときは、静かに吸い込み、

空気と一緒に良いエネルギーが入ってくるイメージをしながら、

たぬきのようにおなかをふくらませます。

3回ぐらい繰り返しましょう。

③一緒に取り組めて、とても楽しいし、

すばらしいことがおこるということを言葉で伝えます。

 

この3つを行いましたら、イメージトレーニングの一つ

「残像訓練」をしてみましょう。

残像訓練とは、色のカードなどを見ることで、

残像を意識的に作り、まぶたに残った残像を自分の意志で変化させ、

イメージを使いこなせるようにする訓練です。

オレンジ色の色紙の中央に直径2㎝の青色の円を貼り付けたものを

ご用意ください。

そしてその青い丸を20秒程お子さんにじっと見させます。

その後、再び目を閉じさせます。

通常は、目を閉じると「補色」の「オレンジ」が見えてきます。

見ていた「青」である正色は、最初は見えない場合が多いですが、

繰り返し行っていくと、見たままの色が残像として残るようになります。

この訓練には、イメージが見える段階があります。

Step1 補色が見える

Step2 見たままの色で見える

Step3 青丸を、他の色や形に変えられる

Step4 青丸を自由なイメージに変えられる。

 

ぜひ、親子で日々取り組んでみてください。

そして子どものイメージをそのまま受け取り、

どんなイメージが見えたのか、

音や匂いや感触など詳しく聞いてあげてください。

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