2020.04.15
ほめ方のポイント
子育てをしていくうえで、「ほめる」ことはとても大切です。
お子さんが何かが出来たときに、
「すごいね。」「よくできたね。」
とほめている保護者の方々は、多くいらっしゃると思います。
ただ、ほめ方にもいろいろあって、むやみにほめるだけでは、
だんだんと子どもがあまり喜んでくれなくなってきて、
するとほめる回数も減ってきてしまうといったことも起こりがちです。
今日は、ほめることでお子さんのやる気を育てる
効果的な方法をご紹介します。
①達成する前にほめる
多くの方々は、お子さんが何か出来たときにほめていると思います。
ただ、年齢が上がるにつれて何かを達成するハードルも上がってきて、
ほめることが少なくなってきます。
また、【達成=ほめられる】がお子さんの中に意識づけられると、
「とにかく達成すればいい。」と思いがちになり、
達成するための努力を軽く考えがちになります。
そこで、子どもが達成するために努力しているときに、
お子さんをほめるようにしてみてください。。
ここでの注意点は、大人がむやみに手を差し伸べたり、
達成に向けての方法を子どもに指示しないことです。
子どもが自ら考え、失敗しそうでもグッとこらえて、
子どもに考えさせることが大切です。
「成功」や「達成」ばかり追い求め、大人の指示もと、
良い結果がだせたとしても、子どもの「問題解決能力」は育ちません。
ぜひ、保護者のかたは「結果」ではなく「努力」の姿勢をほめてください。
➁感心する
小学校の高学年になると、ストレートにほめても、
喜ばないようになってきます。
これは、自我が形成されていくからであって、
「すごいね。」とほめられても、
機嫌をとられていると感じてしまい、やる気に結びつかないのです。
そこで、ほめ方も、お子さんの行動が良かった場合、
ご自身が感心していることを伝えるようにしてみましょう。
例えば、テストでケアレスミスがあって、
なかなか思ったような点数が取れなかったお子さんが、
ある時合格点がとれるようになったら、
「自分で満点がとるという目標を決めて、
それが出来るのは、毎日努力しているからだね。
なかなか出来ることじゃないよ。さすがだね。」
と感心しているということが伝えると、
お子さんは自分が認められていると実感して、
新たなやる気につながっていくのです。
③本人が自覚していない点をほめる
例えば、お子さんが最近読書をよくしている姿に気づいたら
「最近は長い本も読めるようになったのね。びっくりしたよ。」とか、
テストで漢字の問題が良く出来ていたら
「漢字が苦手と言っていたけど、今回のテストでは
漢字が一番良く出来ていたね。頑張ったのね。」
というように、お子さんが気付いていないところを
見つけてほめてあげるのです。
ご自身だけでなく、お父さんやおじい様やおばあ様が、
お子さんに対して感心して言った言葉や、
ほめ言葉や前向きな言葉をお子さんにどんどん伝えていきましょう。
お子さんは、周りの大人が自分を評価してくれて、
それを話題にしてくれ、自分に伝えてくれることで、
周りが自分を応援してくれていると感じます。
そうしてやる気がふくらんでいくのです。
ぜひ参考にしてご家庭でたくさん「ほめて」あげましょう!
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