2020.01.22
自動下書き
皆さん、夢はお持ちですか?
夢は生きる原動力となります
子ども達も、大きくなるにつれ様々な事に興味を持ち、沢山の夢を持ちます。
その夢の成功の陰には必ず努力があるものですが、
その努力を支えるのも、一人一人が心に持ち続けた夢でしょう。
こうなりたいという自分を持っている人はそのイメージに向かって歩むことが出来るのです。
そして社会を変えて行く力を持っています。
七田眞校長は著書の中で、次のように語っています。
「何よりも今広がっている私利私欲的価値観の為にギスギスしている人間関係を良くし、
愛にあふれた社会を築くために新しい教育、愛情教育を考えられなければいけません。
子育ては、子どもが生まれてからの愛情教育に始まって、
どうほめ、どう叱り、どうがまんを教えるかなどのしつけについて学び、
子どもの夢、志をどう育てるか、夢育て、徳育、社会への貢献までを
1つの大きな流れとして考える必要があります。」
愛や協調にあふれた社会を築くには、個々が夢を持ち、
人の役に立つことを一番に考える事が大切です。
夢は心に描くものですが、人間の心の発達には、次の3つの季節があります。
・自然の季節 生まれてから小学4年生まで。先人の言葉、古典などを、
内容の理解を意識せずに覚えるのに良い時期。
・自己の季節 小学5年生~中学2年生まで。
アイデンティティ(本当の自分であるという感覚)が目覚める。精神的夜明けの時期。
伝記や小説などを読み、志を高く持つ時期。
・社会の季節 中学3年生以上。人間について、人生について深く考える時期。
社会や人の為に生きるという意識を育て、実践していく時期。
描く夢は思い出すとワクワクするような、楽しい気持ちになる事ですが、
なかなか夢を持つことができない場合もあります。
そんな時は2つの方法を試してみましょう。
・目標を作って行動してみる 興味のあることに関して、
自分なりの目標を設定して具体的に行動してみましょう。
・今与えられている目の前の事に一生懸命向かう。
どんな小さなことでも自分がいる環境の中で、どうすればその課題にベストの対応ができるか、
他の人に喜ばれるか、考えることが大切であると教えましょう。
2011年に女子サッカーワールドカップで大活躍をした澤穂希選手は次のように語っています。
「好きになる理由やタイミングは、自分で分からなくて当然なんです。
だから、今好きなものがない人がいても全然問題ないと思います。
好きなものが見つかるまでは肩肘張らずに、自分がやるべきことに少しだけ
《自己流》を加えてみたらいいかなと思います。
こうしたら面白そう、こうしたら喜んでもらえるかも、
そんな風に自分をアレンジするうちに興味が深まったり、
意外なものや人と巡り合えたりして、夢とばったり出会えるかもしれません。」
子どもにも夢のすばらしさを教えると共に1日1日を大切にすることも教えましょう。
目の前の小さなことを大切にできない人に、大きなことを成し遂げることはできません。
その姿勢は親の日々の姿から、子どもに伝えられるものです。
2020年の始まり、まずは私たち大人が毎日精一杯生きて、
自分なりの夢に向かってみませんか?!
[☆引用文献「右脳教育で子どもは変わる」PHP研究所 七田 眞著(1997年)]