2019.11.19
心の子育て
今日は子育てで最も大切な心の子育てについて、
お話させていただきたいと思います。
子育てにおいて最も大切なことは冒頭でもお話したように、
お子様の心を育てることです。
その軸となるものが、「謙虚さ」と「感謝の心」です。
心を育てることは、お子さまにとって、一生の宝物を授けることになります。
「真の成功を達成し、永遠の幸せを手に入れるためには、
謙虚・誠実・勇気・忍耐・勤勉などの原理原則を体得し、
自分自身の人格に深く内面化する以外に方法はないのです。」
この言葉は、「7つの習慣」の著書ステーイーブン・R・コヴィー博士の言葉です。
幸せな人生を送り、成功者となるためには目先の技術や金銭的な豊かさを追い求めるのではなく、
「人間性」を高めることが必須だと博士は言っています。
教育においても重要なことは、「心の教育」です。
勉強や運動という、具体的な成果が出やすい面で華々しい成長をしていても、
土台となる人間性がともなっていなければ、必ずどこかに歪みが生じてきます。
いざというときに正確な判断ができなかったり、周囲の人からの信頼を得られなかったりと、
満たされない人生を送ることになりかねないのです。
まずは、「心を育てる」、「人間性を育てる」ことが、
教育の第一と考えていきましょう。
では、どのような状態がお子様の心が育っていると言えるのでしょうか。
1、心が清らかである
相手をだましたり、ねたんだりすることなく、周囲に優しくふるまえる。
2、明るい
常に自分からあいさつができ、コミュニケーションがとれる。
3、素直である
相手の言葉に耳を傾け、素直に「はい」と言える。
4、わがままに振舞わない
自分の欲求を通すことなく、我慢し、周囲への思いやりを持った行動ができる。
以上4点がお子様の心が育った状態といえます。
このような人の周りには、自然と人が集まります。
その人に信頼を寄せ、困ったときには力を貸してもらえる協力者が多く現れます。
これからの時代は、そのように、周囲と強調しながら、
信頼関係により、人を動かしていくのです。
人間性が高い人物は「心」を動かすことで「人」を動かすことができます。
私たち親が子育てをする意味は、我が子を優秀に育てるためではありません。
子育てとは、今後の日本や世界を動かしていく人材を育てていくことです。
遠回りに見えても、人を育てることが、今後の国を良くしていく、もっとも大切な方法です。
自分だけで生きているわけではないという「謙虚さ」のうえに、
他者への「感謝」を素直に表すことが大切です。
感謝には大きな力があります。
人は感謝されると、自分の存在を他者から認められて嬉しいという思いから、
大きなエネルギーで満たされます。
常に感謝の気持ちを相手に与えれば、
周囲へ与えたプラスのエネルギーは必ず自分の元に戻ってきます。
まずは、保護者様自身が「ありがとう」と、
言葉に出すことを習慣化にしていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。